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八尾化石資料館
化石とは?化石って何だろう地中から掘り出される「生物の痕跡」、それが化石です。地球上に初めて生命が誕生したのは、今から36億年も前のことです。生物はその時から、自分の痕跡を地層の中に残し続けてきました。
化石を調査・研究することによって、生物の反映と絶滅の繰り返しや進化、そして、当時の環境を知ることが出来ます。
生命の歴史を知ることができる唯一の物的証拠、それが「化石」なのです。
地層中に生物の遺体がそのまま残ったものや、遺体が鉱物に置き換えられて残ったもの、あるいは遺体が分解され抜け跡のみ残っているもの、それらの生活の跡なども「化石」です。八尾町化石資料館「海韻館」では、何百万年前から何億年も前に生きていた生物と会うことが出来ます。過去の生命との不思議な出会いがここから始まるのです。
化石のできかた
地球上に生きていた生物は、死んで地中に埋まります。その上に、さらに土砂が積もり堆積岩となります。遺体は、その中で化石となって保存されます。しかし、すべての生物が化石として残るわけではありません。化石となる環境や条件、残りやすい生物やその部分が運ばれて地層中に保存されます。やがて、さまざまな困難を乗り越えた化石は、大地の隆起と崩壊などにより、やっと私たちの目に触れることになります。化石を発掘しよう!化石を発掘するといっても、ただ山や川に入るだけでは化石を発見できません。事前に化石の産地を調査したり、適した服装と道具を準備して発掘しましょう。産地を知る・探す化石は危険な場所にあります!決してひとりで発掘に行かないように!!(化石発掘の注意点)沢の上流沢沿いの崖やさらに上流の小沢などは結構狙い目。連続して地層が露出していることが多く、転石も多い。
河床、川岸
河床は化石を探す場所としては身近な場所。地層が露出している場合もある。注意点は露頭の様子が変わりやすいことや、苔などが石や河床を覆うことがあり、探しにくくなる点。
道路わきの崖
山を削って新しく道路が造られるときや、すでに出来上がった道路わきの崖などは、露頭そのものが現れることが多い。
造成地
露頭も多く、工事の進捗状況に応じて、刻々と露頭の様子も変わる。転石が積み上げられている場合もある。
海岸
崖が波打ち際まで迫っている場所は常に侵食され、露頭が常に新鮮。
山の斜面
一見して崖など見えない山の中でも、時には林の中に岩石が露出していたり、転石が散乱していたりすることがある。
採石場
採石場は露頭ばかりなので、化石採集には最適。八尾の大地の生い立ち地球の誕生は、今から約46億年前。地球上では、多くの地殻変動が繰り返されました。みなさんが見ている今の地形(風景)は、地面の盛り上がりと沈み込みをくり返し、山になったり海になったりして造られてきたのです。そして、36億年前の海での最初の生命の誕生から現在までの間に、多くの絶滅と繁栄を繰り返してきました。この地球と生命の歴史を知る手がかりの一つが「化石」なのです。
富山県、特にここ八尾町は、古生代以前につくられた日本列島最古の岩石、飛騨変成岩類から、中生代をへて新生代にいたるまでの各時代の地層や化石を見ることのできる、日本でも数少ない地域です。
そして、日本有数の化石産地として知られています。八尾にちなんだ化石・地層八尾にちなんだ化石の名前
中生代ジュラ紀後期桐谷累層
1.Perisphinctes(Dhicotomosphinctes)kiritaniensis(Sato)(アンモナイト)新生代中期中新世黒瀬谷層
2.Anadara(Hataiarca)kakehataensisHataiandNisiyama(カケハタアカガイ、二枚貝)
3.Anadara kurosedaniensisHataiandNisiyama(クロセダニサルボウ、二枚貝)
4.TrisidosyatsuoensisFujii(ヤツオビョウブガイ、二枚貝)
5.Cyclina(Cyclinobirs)yatsuoensisTsuda(ヤツオオキシジミ、二枚貝)
6.GeloinastachiOyama(スタックヒルギシジミ、二枚貝、掛畑が摸式地)
7.Geloina yamaneiOyama(ヤマネヒルギシジミ、二枚貝、掛畑が摸式地)
8.Cerithidea(Cerithideopsilla)yatsuoensisTsuda(ヤツオヘナタリ、巻貝)
9.“Polytropa”yatsuoensisTsuda(ヤツオヨウラクガイ、巻貝)
10.Cantharusyatsuoensis(Tsuda)(ヤツオオガイ、巻貝)
11.EllobiumyatsuoensisTsuda(ヤツオミミガイ、巻貝)
12.Telescopiumshenki(HataiandNisiyama)(ムカシセンニンガイ、巻貝、掛畑が摸式地)
13.LittorinopsismiodelicatulaOyama(ヤツオタマビキ、巻貝、掛畑が摸式地)新生代中期中新世音川層
14.Meganguluszyonoensis(HataiandNisiyama)(アラスジサラガイ、二枚貝、城生が摸式地)
15.Dosinia(Phacosoma)ettyuensisHataiandNisiyama(エッチュウカガミガイ、二枚貝)
16.Dosinia(kaneharaia)kaneharaiYokoyama(カネハラカガミガイ、二枚貝、城生が摸式地)
インフォメーション
- 所在地 〒939-2333富山市八尾町桐谷4815
- 電 話076-454-7810
- 開館時間9時~17時(入館は16時30分まで)
- 料金一般(大学生含む)300円(団体20名以上270円、100名以上240円)
- 小中高校生 無料
- 休館日火曜日・祝日の翌日・年末年始・冬期臨時休館
- 駐車場 有
- アクセスJR高山本線「越中八尾」駅からコミュニティバスで20分
- 北陸自動車道「富山IC」から車で約30分