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宮崎県総合博物館
●宮崎の大地地球は46億年前に誕生しました。宮崎の大地は、その長い時間の中でさまざまな変動を繰り返してきました。その証拠を、県内の地層と化石・岩石・鉱物などによって紹介します。地球シアターでは、生き物の歴史を多くの化石でたどることができます。
宮崎の大地をしめる四万十層群
四万十層群は、中世代白亜紀から新生代第三紀に海底でつくられた地層です。主に泥と砂の堆積物で、所々に枕状溶岩や赤色頁岩が見られます。地層が各地で違った表情を見せるのもプレートの力の影響と考えられます。化石に聞く宮崎平野の土台
宮崎層群内には、多くの化石産地があります。サンゴをはじめとする多くの化石は、その当時の環境が暖かく浅い海であったことを教えてくれます。化石によって、地層というページに書かれた大地の歴史を読むことができるのです。石に聞く宮崎の台地
石を大きく分けると堆積岩・火成岩・変成岩になります。よく見かける砂岩や泥岩も時代が古いほど堅くなります。高い熱や圧力の影響を受けると変成岩になります。火成岩は、マグマの性質と固まった場所(深さ)で同じ成分でも流紋岩になったり、花こう岩になったりします。
大地の芸術品 鉱物
鉱物は、いろいろな条件のもとで、均一な物質が集まってさまざまな色と性質と結晶をつくります。現在、世界で約4000種類が確認されています。宝石になるものも、そうでないものも、大地がつくりだした芸術品なのです。大崩山とリングダイクの山々
大崩山の花こう岩は、約1400万年前に地下にあったマグマだまりが冷えて固まったものです。この上をおおっていた地表は、長い年月の間に浸食をうけて花こう岩が、露出したのです。その周囲には風化に強い花こう斑岩が、まるで城壁のような環状岩脈(リングダイク)の山々をつくっています。
進化する生きものたち
約36億年前に誕生した生命は、共に生きるという生命の大原則をつくりあげ、単細胞から多細胞へと進化しました。そして、競争のない比較的平和な時代から弱肉強食の時代になると、生きものたちは、生きるための工夫をしながら生活圏の拡大を進めました。そして、さまざまな環境に適応し、繁栄や絶滅を繰り返しながら進化しました。ここでは、その生き物たちの生きる工夫と進化のようすを紹介しています。
みんなの情報室
みんなの情報室は、来館された方が展示以外の情報を得るためにつくられています。ここには動物・植物・地質・考古・歴史・民俗に関する本・ビデオ・標本などが置いてあり、自由に見たり触ったりできます。
インフォメーション
- 〒880-0053 宮崎県宮崎市神宮2丁目4番4号
- Tel.(0985)24-2071 Fax.(0985)24-2199
- 開館時間・午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日・毎週火曜日(5月1日及び夏休み期間中は開館)