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プレートテクトニクス
プレート理論ともいい、1960年代後半以降に発展した地球科学の学説。地球の表面が何枚かの固い岩板(プレートと呼ぶ)で構成されており、このプレートが対流するマントルに乗って互いに動いていると説明される。
プレートとは
地球表面が2種類のプレート群からなっていることは、地球表面の高度や深度の分布の割合にもあらわれている。地球表面は大陸と大陸棚からなる高度1,500m~深度500mの部分と、深度2,000m~6,000mの海洋底と呼ばれる部分が多く、その中間である深度500m~2,000mの海底は割合が少なくなっている。
プレートテクトニクスの証拠
地球は、地表を覆う地殻、その下のマントル、そして中心にある核の3つに分けられる。マントルは大きくは上部マントルと下部マントルに分かれる。その上部マントルは最上層、低速度層(アセノスフェア、岩流圏)、遷移層に分けられる。下部マントルはメソスフェア(固い岩石の層)と呼ばれる。
地殻とマントルの最上層を合わせてプレート(リソスフェア、岩石圏)と呼ばれる。プレートは大きく見ると十数枚に分けることができるが、それぞれのプレートは対流していると推定されるアセノスフェアの上に乗った状態になっており、アセノスフェアの対流によって、それぞれ固有の方向へ年に数cmの速さで動かされることになる。この結果、プレートどうしがぶつかり合うことになり、さまざまな変動を起こしている。
1950年代に入ってから、地球物理学の分野で各大陸の岩石に残る古地磁気を比較することで、磁北移動の軌跡を導き出し、その考察の結果を受けて、海洋底拡大説を基に、大陸移動説のプレートの概念を導入して体系化されていった。
一部引用 「プレートテクトニクス」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org