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微化石
微化石(びかせき)とは、大きさが数mm以下の特に小さい化石を言う。大型化石(普通の肉眼サイズの化石)の対語ではあるが、厳密な区別は無い。一般にはあまり知られていないが、産出する数としては化石の中で最も多いものである。
地球上に存在した全ての生物の死骸は化石になる可能性があるが、実際に化石になることができるものは少ない。大抵の陸上動物は、地上で死亡してそのまま風化したり、或いは他の生物に食べられたり、菌類や細菌類により分解されたりする。
しかし微化石は、それ自体が堆積岩の粒子(砂や泥)の一部として堆積する為、大きな化石に比べて変形・破壊される可能性が少ない。また材質的にも、珪酸や石灰質でできた硬い殻を持ったものが数多く、その為に成層過程を経てもなお極めて良好に原形をとどめているものが多い。
通常の化石と比較した場合の長所
化石として産出する頻度が高い。
構造物全体が破損せずに残存する可能性が高い。
単位試料あたりの個体数が大きい。
微化石の短所
化石の発見に注意を要する。
解釈が難しい。
一個体当たりの情報量が少ない。
一部引用 「微化石」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org