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絶対零度
絶対零度とは、物質における温度の下限である。0 K(ケルビン)と表される。 セルシウス度で表せば-273.15℃である。
温度は、物質の熱振動をもとにして規定されているので、下限が存在する。それは、熱振動(原子の振動)が小さくなり、エネルギーが最低になった状態である。この時に決まる下限温度が絶対零度である。
古典力学では、エネルギーが最低の状態とは、原子の振動が完全に止まった状態である。ただし、現在では、この考えは間違っているとされている。量子力学では、不確定性原理のため、原子の振動が止まることはなく、エネルギーが最低の状態でも零点振動をしている。
熱力学第三法則によれば、ある温度(0 Kよりも大きい温度)をもった物質を、有限回の操作で絶対零度に移行させることはできない。
一部引用 「絶対零度」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org