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新オーナー募集!世界的に見ても極めて希少、一般マーケットには出回らない三葉虫、オルドビス紀の怪物、プロセラトセファラ(Proceratocephala)の極上標本/【tr971】
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こちらは、恐ろしく希少な三葉虫、プロセラトセファラ(Proceratocephala)です。国内に数点、世界的にも数えるほどしかないであろう、激レア標本です。一般マーケットではまず見かけることがないでしょう。
プロセラトセファラはオドントプルーラ目(もく)に属します。オドントプルーラ目といえば、ディクラヌルスやレオナスピスといった優雅なトゲを持つ三葉虫のグループです。プロセラトセファラの頭鞍部から後方に2本伸びるトゲなどはディクラヌルスのホーンとよく似ていることに気づいたかもしれません。ただ、決定的に違うのは、プロセラトセファラは古生代オルドビス紀の三葉虫であるという点です。このようにトゲトゲのボディを持つ三葉虫は、古生代デボン紀に現れたと思いがちですが、実はその1億年も前に現れていたのです。
個人的にプロセラトセファラの存在はずっと知っていましたが、本物の個体を見たのは初めてです。ヘビーコレクターの中にもプロセラトセファラのオーナーはいらっしゃいませんでした。それほど希少な存在です。今回、ひょんなことから入手する機会があり、こうして発表するに至っています。
体節から広く伸びた長い棘もほか、頭鞍部から後方に伸びた2つのホーンに目を奪われます。
更に近づいてみると、体節の中央に2列のトゲのラインがあることに気づきます。また、体節部の縁部にも左右一列のトゲのラインがあります。
よく見ると、尾板から後方にもトゲが存在します。
母岩はバランスよく削られ、本体を引き立てています。
母岩の厚みは2センチ以上あります。
側面から見ると、その奇々怪々な姿がより強調されます。
オルドビス紀前期に、こんなにも複雑なフォルムをした三葉虫がいたとは驚きの一言です。
両側面とも丁寧にクリーニングが施されていて、保存状態は極めて良好です。
こちらは固定用の穴です。
カーブ計測で34ミリ。
100円玉との比較。国内はもちろん世界的に見ても、極めて希少な三葉虫、プロセラトセファラ(Proceratocephala)です。コレクション価値は、まさにプライスレス。大切に保存していただける新しいオーナーを募集します。
商品スペック
商品ID | tr971 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 新オーナー募集!世界的に見ても極めて希少、一般マーケットには出回らない三葉虫、オルドビス紀の怪物、プロセラトセファラ(Proceratocephala)の極上標本 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体最長部カーブ計測3.4cm 母岩含め全体5.3cm×4.2cm×高2.1cm |
商品解説 | 新オーナーを募集します。世界的に見ても、極めて希少、一般マーケットには出回らない三葉虫、プロセラトセファラ(Proceratocephala )の極上標本 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。