最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石 三葉虫 販売

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最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石/【tr964】

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石/古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)【tr964】

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最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その1)

こちらはモロッコ産カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデスの化石です。生物史の初期に現れる生物の代表格である三葉虫。その中でも、最初期に登場したのが、こちらのパラドキシデスです。生物らしい生物としては、最古の生物の一つと言って良いかもしれません。極めて古い三葉虫なので、当然のことながら玉数は少なく、コレクション価値は高いです。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その2)

こちらの標本は、ネガとポジが揃った、いわゆるネガポジ化石です。ポジとはポジティブサイドの略で、化石そのものを指します。一方で、ネガとはネガティブサイドのことで、化石の型が付いた側を指します。型といっても、ご覧のようにポジ部分が付着しているため、完全に型のみではありません。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その3)

こちらはネガティブサイド。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その4)

そして、こちらが本体側、ポジティブサイドになります。頭鞍部から左右に伸びる長い一対のトゲ、genal spineが保存されています。このトゲは形や長さは違えど、ほとんど三葉虫が有している構造で、三葉虫のシンボル的なものと言えます。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その5)

カンブリア紀の三葉虫は、非常に原始的な構造をしており、体全体の比率として大きな頭鞍部を持っています。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その6)

そして、細かな体節を持っていますが、デボン紀の三葉虫のような丸まった防御姿勢をとった個体がほとんどないことから、丸まる機能は持っていなかったと思われます。まだ、天敵と言える存在が、限られていたため、身を守る必要性に迫られていなかったのかもしれませんね。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その7)

また、ごく初期の三葉虫の共通点として、ご覧のように尾板が非常に小さいことが挙げられます。ほとんど無いといってもいいかもしれない。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その8)

こちらは裏側です。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その9)

ネガとポジが揃っています。

最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石(その10)

100円玉との比較。いずれも保存状態は上々です。

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商品スペック

商品ID tr964
年代 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
学名 最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石
産地 Morocco
サイズ 本体直線距離6.8cm 母岩含め全体(ネガポジ合わせて)10.5cm×8.7cm×厚3.8cm
商品解説 最初期の三葉虫の一つ、カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)のネガポジ化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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