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古生代カンブリア紀の一時期に現れて姿を消した変わり種の三葉虫、ペロノプシス(Peronopsis interstrictus)/【tr959】
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こちらは、古生代カンブリア紀の一時期にしか出現しない、変わり種の三葉虫、ペロノプシスです。ブーツ、あるいはブローチに例えられる、不思議なフォルムが特徴です。
群集で見つかることも少なくないペロノプシスですが、こちらの標本は単独で母岩の中央に鎮座しています。
ペロノプシスは非常に小さな三葉虫で、わずか数ミリしかありません。カンブリア紀中期にしか現れなかった珍しい三葉虫ですが、北アメリカ、アジア、ヨーロッパなど、世界中から発見されるため、その次代の示準化石として知られています。示準化石とは、その化石が見つかった地層の年代を特定できる化石のことを指します。※ペロノプシスが見つかった地層はカンブリア紀中期と特定できます。
付属のスタンドを使って展示した例。その時代にうわっと世界中に現れ、何らかの原因で姿を消したのでしょう。他の三葉虫とは異なり、はっきりとした体節を持っていません。その異質性から三葉虫の枠組みから外すべき、という研究者もいます。
裏面です。こちらを底にして安定的に展示できます。
ご覧のように、非常に状態の良い個体です。右が頭鞍部で左が尾板になります。
母岩合わせて、およそ8センチほど。
100円玉との比較。古生代カンブリア紀の一時期に現れて姿を消した変わり種の三葉虫、ペロノプシスです。
商品スペック
商品ID | tr959 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 古生代カンブリア紀の一時期に現れて姿を消した変わり種の三葉虫、ペロノプシス(Peronopsis interstrictus) |
産地 | Wheeler Formation, Millard County, Utah, U.S.A. |
サイズ | 本体0.6cm 母岩含め全体8.1cm×6.5cm×厚1.2cm |
商品解説 | 古生代カンブリア紀の一時期に現れて姿を消した変わり種の三葉虫、ペロノプシス(Peronopsis interstrictus) |
この商品を購入されたお客様のお声
今までペロノプシスは様々な場所で見てきましたが、欠けがあったり傷があったりと納得のいく標本がなかなか見つかりませんでしたが、今回、化石セブンさんのサイトで納得のいくペロノプシスを見つけ、迷わず購入しました。これからも欲しい標本は迷わず購入しようと思います。(笑)これからも良質な標本の販売をお願いします。
神奈川県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。