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ファーストコレクションにいかが?最もよく知られた三葉虫、モロッコ産、ファコプス(Phacops)の化石。素直なポーズ/【tr955】
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こちらはモロッコ産のデボン紀の三葉虫、ファコプスの化石です。真っすぐ伸びた素直なポーズを取っています。
母岩の中央に鎮座しています。バランスよし。
ファコプス目(もく)のグループに属する三葉虫といえば、立派な複眼を有することで知られます。ご覧のように多数のレンズを配した複眼が保存されています。
三葉虫は現世のシャコのように多数の体節を持っていた節足動物です。
古生代最初期(カンブリア紀)に登場し、末期のペルム紀に絶滅した、古生代の海中を代表する生物です。
その中でもファコプスは三葉虫の最も基本的なグループと言えるでしょう。
硬い殻を持ち、弱い腹部を守っていたと考えられています。最初期には天敵は少なかったものの、中期のデボン紀に入ると、強靭な顎を持った板皮類という魚類が現れ、三葉虫を捕食対象としました。こちらの三葉虫はちょうどその頃に棲息していた個体です。
100円玉との比較。付属のスタンドを使えば、立てて展示することもできます。標本は比較的頑丈です。
商品スペック
商品ID | tr955 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | ファーストコレクションにいかが?最もよく知られた三葉虫、モロッコ産、ファコプス(Phacops)の化石。素直なポーズ |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測5cm 母岩含め全体7.3cm×6cm×厚3.8cm |
商品解説 | ファーストコレクションにいかが?最もよく知られた三葉虫、モロッコ産、ファコプス(Phacops)の化石。素直なポーズ |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。