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三葉虫の起源的存在!素晴らしい保存状態!ネガポジ揃った、上質のカンブリア紀三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)の化石/【tr943】
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これは凄い!ごく初期の三葉虫、パラドキシデスのほぼパーフェクトと断言できる、極めて上質なネガポジ化石です。
パラドキシデスは、ごく初期の三葉虫です。教科書で見たような、いかにも古型の三葉虫の特徴を有しています。平板で、頭鞍部が大きく、尾板がとても小さい。生物らしい生物が地球に誕生した頃の、とても古い、古生代カンブリア紀の標本ゆえ、状態の良い化石はとても少ないのですが、こちらの個体は、各部が良好な状態で残存した、特筆すべき上質の標本と言えるでしょう。
本体直線計測で7センチを超える立派な個体でもあります。
パラドキシデスで最も失われやすいのは、頭鞍部の左右のセクションであるフリーチークです。この標本はそのフリーチークがしっかりと保存されている点にご注目ください。また、左右に伸びた棘もかなりの部分が保存されている点も重要です。
平板なパラドキシデスの標本でありながら、陰影が出るほど立体的な体節。保存状態の良い証左です。
とても小さな尾板。パラドキシデスに限らず、原始的な三葉虫に共通する特徴です。
こちらはネガティブサイド、つまり、外殻の裏側が保存された部分です。通常の化石のほとんどはポジティブサイドのみですが、まれに、このように裏側が保存された標本も存在します。
奥側に凹んでいることがお分かりでしょうか?殻の裏側が見えているのです。
それにしても、美しいネガです。
このようにもともと一つの化石ですから、並べると対称形になります。
ご覧のように、ぴったりと合います。
ほれぼれする保存状態。パラドキシデスの標本でありながら、これほど立体的な個体はなかなかお目にかかれません。
保存状態ばかり強調しましたが、もう一点ご注目いただきたいのは、このサイズ。本体直線計測で7センチ以上ある、とても立派な個体です。
100円玉との比較。スタンドを2つ並べて展示すると、見栄えがします。オレンジブラウンの石色も味わい深い。
商品スペック
商品ID | tr943 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 三葉虫の起源的存在!素晴らしい保存状態!ネガポジ揃った、上質のカンブリア紀三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体直線距離7.3cm 母岩含め全体13cm×12.2cm×厚3.6cm |
商品解説 | 三葉虫の起源的存在!素晴らしい保存状態!ネガポジ揃った、上質のカンブリア紀三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)の化石 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。