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ごく初期の有名な三葉虫、パラドキシデスの化石。ネガとポジの両サイドが揃っています!/【tr940】
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こちらはモロッコ産の三葉虫、パラドキシデスのポジとネガが揃った標本です。パラドキシデスはごく初期の三葉虫で、平板でシンプルな体躯で知られます。
こちらは膨らんでいる側、つまりポジティブサイドの化石です。
一方で、こちらは凹んでいる側、いわゆるネガティブサイド。ネガティブサイドの標本では、化石の裏側を見ることができます。
ご覧のように頭鞍部は左右のフリーチークが欠損しています。フリーチークは比較的分離しやすく堆積の段階で失われることが多いです。
パラドキシデスは冒頭で述べたように、ごく初期の三葉虫です。初期の三葉虫は平板で頭鞍部に対して、尾板が非常に小さいという特徴があります。パラドキシデスは初期の三葉虫の典型的な特徴を有しています。
三葉虫の化石として残る部分は外殻のみです。腹側の軟体部は化石として残ることはありません。ネガティブサイドは、外殻を内側から見ることができます。
2つ合わせて一つの化石です。
このように寸分の狂いもなく、ぴったりと合わさります。
本体直線計測44ミリ。
スタンドを使えば、このように展示することもできます。左側がネガティブサイド、右側がポジティブサイドです。
商品スペック
商品ID | tr940 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | ごく初期の有名な三葉虫、パラドキシデスの化石。ネガとポジの両サイドが揃っています! |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体直線距離4.4cm 母岩含め全体8.4cm×8.1cm×厚3.2cm |
商品解説 | ごく初期の有名な三葉虫、パラドキシデスの化石。ネガとポジの両サイドが揃っています! |
この商品を購入されたお客様のお声
アンモナイト、トリケラトプスの化石に続き、三葉虫の化石を探していました。五億年と言われているカンブリア紀の三葉虫が欲しくて、販売のタイミングを毎日チェックしておりました。比較的リーズナブルに値段で、まさかのネガポジの三葉虫を購入できて嬉しく思います。化石だけでなく、その周りの母岩も五億年のものかと考えると非常に感慨深くロマンがあります。今回も良い化石を提供頂きありがとうございました。また毎日チェックして良いものがあれば購入すると思います。
大阪府/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。