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三葉虫のヘビーコレクター必見!キファスピスの希少種「デビルズホーン」が登場!キファスピス・ワルテリ(Cyphaspis walteri)/【tr933】
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こちらはモロッコのデボン紀の地層より採集された三葉虫、キファスピス・ワルテリ(Cyphaspis walteri)です。こちらら一般的なキファスピスとは異なる希少な標本です。頭鞍部から2本の角が伸びているのがお分かりでしょうか。この2本の角をもってして、ワルテリには、「デビルズホーン(Devil's horn)」という二つ名が付けられています。コレクターの間では、その希少性から高値で取引される、価値あるコレクティブアイテムです。
この標本の素晴らしいところは多数ありますが、まず、全形が美しくクリーニングされている点にご注目ください。頭鞍部から左右に伸びる一対のトゲ、いわゆるgenal spineをはじめとして、体節部を中央から後方に長く伸びているトゲなど、キファスピス・ワルテリの魅力を余すとこなく、表現されている見事な逸品です。
頭鞍部から斜め上方に突き出した2つのトゲ。デビルズホーン(悪魔の角)の愛称にふさわしい迫力があります。
デビルズホーンを撮影。眼も飛び出しています。
この象徴的なトゲを御覧ください。他のキファスピスには見られない、ユニークなホーンです。
キファスピスはトゲトゲしい三葉虫のなかでも、コレクターからとりわけ人気を博している属です。全身から無数のトゲが伸びているのではなく、太く長い数本のトゲが誇らしげに伸びている姿は実に印象的です。
母岩とのバランスも最高。コレクティブアイテムとして仕上げたい、というプリパレーターの強い意志が感じられる標本(作品)ですね。母岩の裏面には展示したときに傾かないよう工夫がされているほどです。
本体カーブ計測45ミリ。キファスピスは決して大きな三葉虫ではありません。アベレージサイズかやや大きい個体です。
大きなトゲに目を奪われれがちですが、表面には多数の凹凸があります。これもキファスピスの特徴の一つ。
100円玉登の比較。人気の三葉虫、キファスピスの希少種「デビルズホーン」の上質化石です。三葉虫のヘビーコレクターに贈る逸品であります。
商品スペック
商品ID | tr933 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 三葉虫のヘビーコレクター必見!キファスピスの希少種「デビルズホーン」が登場!キファスピス・ワルテリ(Cyphaspis walteri) |
産地 | Atlas Mountains, Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測4.5cm 母岩含め全体5.7cm×4.9cm×高3.2cm |
商品解説 | 三葉虫のヘビーコレクター必見!キファスピスの希少種「デビルズホーン」が登場!キファスピス・ワルテリ(Cyphaspis walteri) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。