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米国産三葉虫のコレクター必見!「最初」に記載されたオレネルス!米国ペンシルバニア州産カンブリア紀三葉虫、オレネルス・トンプソニ(Olenellus thompsoni)の完全体/【tr920】
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こちらは米国ペンシルバニア州のカンブリア紀の産地で採集された、極めてレアな三葉虫、オレネルス・トンプソニです。最も初期の三葉虫の一つです。ここ最近、レアな三葉虫を多く発表していますが、その中でも、こいつはただものじゃない!希少属、オレネルスのなかでも、ほとんど目にすることがない、俗な言い方をすれば、「幻の」オレネルスとでもいいましょうか。
オレネルスは最古の三葉虫として、これまで多数の種が記載されてきました。トンプソニは最初に記載された種です。オレネルスの起源のような存在と言えるでしょう。
レプリカではない、本物のトンプソニです。それでいてこの保存状態。主に初期の三葉虫をコレクションしている人であれば、垂涎モノの逸品です。当然、弊社で取り扱うのもはじめて。これほどの品を目の前にできるとは・・・。
初期の三葉虫の特徴といえばこの小さな尾板。この個体に限って言えば、どこか有機的な、生物らしい柔らかさが感じられます。
直線計測で8センチもある立派なトンプソニ。
こちらは裏面です。
十分な厚みがあり強度も十分。
「オレネルスのなかでもトンプソニがほしい。」、「トンプソニの本物の化石がないか、ずっと探していた。」というコレクターに収集していただきたい、という思いがございます。誠に勝手な願いだとは存じていますが、この感動を共有いたしたく・・・。
母岩込みで13センチほど。
100円玉との比較。最初のオレネルスであります、「本物」のトンプソニの化石です。弊社で初めて取り扱う貴重な逸品であります。
商品スペック
商品ID | tr920 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 米国産三葉虫のコレクター必見!「最初」に記載されたオレネルス!米国ペンシルバニア州産カンブリア紀三葉虫、オレネルス・トンプソニ(Olenellus thompsoni)の完全体 |
産地 | Lancaster County, Pennsylvania, U.S.A. |
サイズ | 本体直線計測8cm×4.8cm 母岩含め全体13.2cm×11.4cm×厚3.6cm |
商品解説 | 米国産三葉虫のコレクター必見!「最初」に記載されたオレネルス!米国ペンシルバニア州産カンブリア紀三葉虫、オレネルス・トンプソニ(Olenellus thompsoni)の完全体 |
この商品を購入されたお客様のお声
これが「最初」かあ……と、感慨に耽って眺めています。まさか、化石セブンさんでも初めての取り扱いとは……。大切に保存したいと思います。
高知県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。