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7センチを超えるユタスピスを見たことがありますか?しかもこの保存状態!極初期(カンブリア紀)の三葉虫、ユタスピス・マージュメンシス(Utaspis marjumensis)の化石。頑強な2キロの母岩/【tr919】
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こちらは米国産三葉虫、ユタスピスの最大級の標本です。通常、ユタスピスは4,5センチもあれば大きめとされますが、こちらの個体は73ミリ!!驚きのサイズです。
中央にクラックがありますが、これは接着のみ。紫外線テスト済みで本体にリコンストラクションはありません。
ユタスピスは最古の三葉虫の一つ。世界的に有名な米国産の三葉虫、エルラシア・キンギと近縁で、プティコパリア目に属します。実際、エルラシア・キンギに似ていると感じた人もいるのではないでしょうか。
その希少性はエルラシア・キンギとは比較になりません。めったに手に入れられないレア三葉虫の一つです。この個体の素晴らしさは、クリーニングにあります。体節の際まで、非常に丁寧に磨き出されています。実物の美しさは写真の比ではありません。ぜひルーペを片手に御覧ください。
初期の三葉虫の特徴である小さな尾板。
この体節は必見!
こちらは裏面です。
3センチ以上の厚み、2キロ近い重さがある頑強な母岩です。
保存状態の良好なユタスピスに見られる頭鞍部の細かな線。この線が観察できるということは、極めて保存状態が良いことを意味します。
7センチ以上ある最大級のユタスピスです。保存状態も申し分なし。サイズ、状態を考えると、めったに入手できない、極めて希少な個体です。
商品スペック
商品ID | tr919 |
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年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 7センチを超えるユタスピスを見たことがありますか?しかもこの保存状態!極初期(カンブリア紀)の三葉虫、ユタスピス・マージュメンシス(Utaspis marjumensis)の化石。頑強な2キロの母岩 |
産地 | Marjum Formation, Millard County, Utah, U.S.A. |
サイズ | 本体直線距離7.3cm×5.2cm 母岩含め全体18.5cm×16.8cm×厚3cm 1945g |
商品解説 | 7センチを超えるユタスピスを見たことがありますか?しかもこの保存状態!極初期(カンブリア紀)の三葉虫、ユタスピス・マージュメンシス(Utaspis marjumensis)の化石。頑強な2キロの母岩 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。