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ベリーベリーレア!個性の塊!米国ニューヨーク州のシルル紀の地層から採集された「最上」の三葉虫アークティヌルス(Arctinurus boltoni )/【tr906】
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こちらは、極めて希少な三葉虫、アークティヌルス・ボルト二(Arctinurus boltoni)です。米国産の三葉虫としては最高峰のコレクションの一つ。ご覧のように非常に美しい逸品です。
アークティヌルスは遠目で見ると、大きな葉っぱのようなフォルムをしていますが、近くに寄って見ると、印象が全く異なります。
このように全身に細かな凹凸が無数に存在します。このブツブツ感こそがアークティヌルスの真骨頂と言って良いくらい。
こちらの標本のクリーニングは群を抜いて素晴らしく、各部、丁寧な仕事が施されています。
尾板まで存在する「ブツブツ」が残存しています。見事な標本です。
本体115ミリ、母岩合わせると165ミリ。立派です。
サイドのフリルもアークティヌルスの特徴の一つです。アークティヌルスは非常に個体数の少ない属で、三葉虫コレクターにとっては特別な存在と言えるでしょう。また米国ニューヨーク州産というのも珍しく、三葉虫がピークを迎えたオルドビス紀の次の時代であるシルル紀に棲息していたというのも興味深い。個性的なフォルムだけでなく、様々なメタデータがその異質ぶりを表しています。
こちらは裏面です。丁寧にフラットに仕上げられており、平置き時には大変安定します。
この奇々怪々な頭鞍部を御覧ください。
もう一度、フリルをご覧いただきたい。細部までクリーニングされた極めて上質な逸品です。
厚いところで23ミリ。頑丈です。本体を活かす額縁としての機能、本体を支える土台としての機能、いずれにしても理想的な母岩といえます。
次、ご紹介できるのはいつになるか不明。それほど希少な三葉虫です。しかもご覧のように、極めて上質な個体です。
状態の良さがひと目で分かるミドルセクション。
まるいこの葉のようなユニークなフォルム、ブツブツの質感、各部の良好な保存状態。これぞコレクショングレード。
100円玉との比較。ライティングで浮かび上がる各部の陰影。このようなところからもクリーニング技術の高さが伺えます。
商品スペック
商品ID | tr906 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | ベリーベリーレア!個性の塊!米国ニューヨーク州のシルル紀の地層から採集された「最上」の三葉虫アークティヌルス(Arctinurus boltoni ) |
産地 | Rochester Shale Formation, Middleport, New York, U.S.A. |
サイズ | 本体11.5cm 母岩含め全体16.5cm×15cm×厚2.3cm |
商品解説 | ベリーベリーレア!個性の塊!米国ニューヨーク州のシルル紀の地層から採集された「最上」の三葉虫アークティヌルス(Arctinurus boltoni ) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。