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映画のキャラクターのモチーフにもなった、超絶人気種!モロッコ産三葉虫、ディクラヌルス(Dicranurus monstrosus)with リードプス/【tr899】
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こちらは超絶人気種と言って良い、モロッコ産の三葉虫、ディクラヌルス・モンストローサスです。それに、リードプスが横に寄り添っている非常に面白い化石です。
ディクラヌルス・モンストローサスといえば三葉虫コレクター憧れの標本です。ヘビーコレクターなら一度は夢見た種ではないでしょうか。以前より明らかに個体数が減り、滅多に手に入りにくくなっています。
種小名にあるように、まさにモンスターのような奇々怪々なフォルムをしています。
この牛の角のような後ろに反り返った棘が最大の特徴です。
同時代に生きていたリードプスが今回は脇役として登場。
大きな頭鞍部がディクラヌルスの長い棘で抑えられています。面白い。
他のどの三葉虫とも似ていない、見ればすぐにそれと分かる、独特なフォルム。
変わったフォルムをしているリカス目のなかでも、とりわけ奇抜なフォルム。
この長い棘の数々は海底の柔らかい泥中に沈み込むのを防ぐ効果があったという説があります。
いかにもモンスターといった風貌。この姿に心を奪われたのは、三葉虫コレクターだけではありません。映画「プテメテウス(2012米)」に登場する、タコのような巨大な軟体生物「トリロバイト」は、ディクラヌルスからインスピレーションを得たそうです。ゆえに、トリロバイト(三葉虫)という名前が付けられたという経緯があるそうです。どうせならディクラヌルスと命名すれば良かったのに・・・、と個人的には思います。何にせよ、化石に興味がない人から見ても、この奇々怪々なフォルムはたまらない魅力があるようです。
横から撮影。
100円玉との比較。本体カーブ計測8センチ。ご覧のように非常に繊細なので、開封の際に、丁寧に取り扱ってください。
商品スペック
商品ID | tr899 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 映画のキャラクターのモチーフにもなった、超絶人気種!モロッコ産三葉虫、ディクラヌルス(Dicranurus monstrosus)with リードプス |
産地 | Atlas Mountains, Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測8cm 母岩含め全体7.9cm×5.4cm×高5.6cm |
商品解説 | 映画のキャラクターのモチーフにもなった、超絶人気種!モロッコ産三葉虫、ディクラヌルス(Dicranurus monstrosus)with リードプス |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。