古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石 三葉虫 販売

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古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石/【tr782】

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr782】

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古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その1)

こちらは三葉虫、ファコプス目(もく)に属する、ドロトプス・メガロマニクスです。この種は非常に大きい個体が多いのが特徴です。この標本もせ周り計測で195ミリに達する大物です。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その2)

頭鞍部の下側には三葉虫の口と言われるハイポストマが保存されています。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その3)

体をダンゴムシのように丸めた、いわゆる防御態勢。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その4)
古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その5)

体節を折り曲げて、腹を守る防御態勢。三葉虫の生態は未解明の部分が多いものの、腹部(体の裏側)が弱点であったのは間違いなさそうです。硬い殻で覆われた背部を丸めて、柔らかかったであろう、腹部を守る姿勢を取る三葉虫はデボン紀に入ると多く現れました。それだけ多くの天敵が現れたことを意味しているのでしょう。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その6)

三葉虫の口と言われるハイポストマ。はっきりと保存されています。これは珍しい。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その7)

ファコプス目といえば複眼。こちらの標本もよく保存されています。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その8)

アップで撮影。いかがでしょうか。とても良い保存状態です。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その9)

右側の眼も撮影。かなり良好な保存状態。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その10)

三葉虫はかなり早い段階で、眼が発達した生物です。この眼で上方の天敵やエサをしっかり見ていたのでしょう。

古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石(その11)

100円玉との比較。巨大なドロトプス・メガロマニクスのフル・エンロール(完全な防御姿勢をとっている)標本です。

ネームカード
中ケース

商品スペック

商品ID tr782
年代 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
学名 古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石
産地 Morocco
サイズ 背周り計測19.5cm
商品解説 古生代デボン紀を代表する巨大な三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)のエンロール(防御姿勢)をとった化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

この商品を購入されたお客様のお声

三葉虫って生理的に駄目と思ってたんですが・・・

三葉虫って生理的に駄目と思ってたんですが、日々化石セブン様の標本写真を見てますと何か可愛くみえてきてしまいました。どうせならトゲトゲのしっかりしたものにしようかと考え、しかも防御姿勢をとっているコイツに決めました。結構大きくズッシリしています。常時愛でるにはやっぱりグロいので戸棚にしまってあります(笑)

茨城県/男性

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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