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大人気種!パーフェクトと言って良い希少かつ人気のイレヌス・タウリコルニス(Illaenus tauricornis)/【tr764】
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こちらはロシア産の三葉虫、イレヌス・タウリコルニス(Illaenus tauricornis)です。レア三葉虫です。
イレヌスはロシア産三葉虫の2大グループの一つと言って良いでしょう。一つはご存知アサフス属、そして、もう一つがこちらのイレヌスです。アサフスに続いて、人気があります。
タウリコルニス(tauricornis)という種名はラテン語で、「雄牛の角」を意味します。頭部から左右に伸びる棘(Genal spine)のフォルムが牛の角によく似ていることに由来しています。この写真をご覧いただくと、よく分かりますね。
反対側もご覧の通り、象徴的なくるっと曲がったGenal spineが保存されています。
アサフス属と比較して、イレヌス属の特徴は丸っぽくふくよかな体躯をしている点が挙げられます。頭部や尾椎も比較的大きくシンプルで愛嬌あるフォルムをしています。
タウリコルニスはご覧のように頭部が大きく隆起し、横幅もあり、頬も発達しています。実に迫力がある頭鞍部です。
10個の体節が整然と並んでいます。非常に丁寧にクリーニングが施されています。もちろんトッププリパレーターによる仕事です。
タウリコルニスの尾板は大きく、あまり急激に収束しません。
タウリコルニスの特徴はなんといっても頭鞍部から左右に伸びる、牛の角に例えられる、独特のカーブが備わった棘です。ひと目でタウリコルニスと判断できる風貌から、大変人気があります。イレヌス属のなかでもトップレベルの人気を誇ります。
この大きく膨らんだ頭鞍部を御覧ください。他にない風貌です。
100円玉との比較。カーブ計測8センチの大型の個体です。幅があるので、数値以上に立派に感じることでしょう。パーフェクトと言って良い希少かつ人気のイレヌス・タウリコルニスです。
商品スペック
商品ID | tr764 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 大人気種!パーフェクトと言って良い希少かつ人気のイレヌス・タウリコルニス(Illaenus tauricornis) |
産地 | Volkhov river, St. Petersburg , Russia |
サイズ | 本体カーブ計測8cm 母岩含め全体11.6cm×8.7cm×高3.6cm |
商品解説 | 大人気種!パーフェクトと言って良い希少かつ人気のイレヌス・タウリコルニス(Illaenus tauricornis) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。