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ロングアイの決定版！２７ミリの長い長い眼を持つ、ロシア産三葉虫アサフス・コワレフスキー（Asaphus kowalewski）/【tr734】
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ロングアイの決定版！２７ミリの長い長い眼を持つ、ロシア産三葉虫アサフス・コワレフスキー（Asaphus kowalewski）/古生代オルドビス紀（5億500万 -- 4億4600万年前）【tr734】
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極上のロングアイをご紹介しましょう。ロングアイとはアサフス・コワレフスキーの愛称のようなもの。
この長い眼を御覧ください。愛称がある三葉虫は多くありません。ロングアイの俗称を持つということはそれだけ愛されているということ。実際に、ロシア産のアサフス属の三葉虫のなかで最も人気があるのが、このコワレフスキーです。
この標本はその中でも、明らかに他とは一線を画す上質標本です。コワレフスキーを選定する上で最も重要なのは、やはりこの眼です。まっすぐ高く伸びた姿にご注目ください。
背周り計測で８センチというかなり大きめの個体です。体のサイズに負けず劣らず巨大な２７ミリに達するアイ（眼）。
このロングなアイをもって、一体何を見ていたのでしょうか。一説によれば、泥中に潜って、眼だけ潜望鏡のように出して頭上を眺めていたとか。
オルドビス紀になれば、三葉虫をエサにする魚類が繁栄し始めていました。天敵から身を護る一つの方法だったのかもしれません。
左右の対称性はもちろん全体のバランスも最高でしょう。
そんじょそこらの標本ではないことは一目瞭然です。
一見シンプルに見える尾板ですが、複雑な突起を持っています。
体節の横はねじり曲がっています。これが本来の姿です。ロシア産のアサフス属全体に見られる傾向です。
１００円玉と比較すると、その大きさが伝わることでしょう。実物はもっと大きく感じます。長い眼のこともあって、立体的に見えます。
商品スペック
| 商品ID | tr734 |
|---|---|
| 年代 | 古生代オルドビス紀（5億500万 -- 4億4600万年前） |
| 学名 | ロングアイの決定版！２７ミリの長い長い眼を持つ、ロシア産三葉虫アサフス・コワレフスキー（Asaphus kowalewski） |
| 産地 | Volkhov river, St. Petersburg , Russia |
| サイズ | 本体カーブ計測8cm 母岩含め全体9.7cm×7.6cm×高3.6cm |
| 商品解説 | ロングアイの決定版！２７ミリの長い長い眼を持つ、ロシア産三葉虫アサフス・コワレフスキー（Asaphus kowalewski）。眼の長さ2.7cm。 |
三葉虫とは？
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと？
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの？
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite（トリロバイト）は、『tri(三つの)+lob(葉，房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る？
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種！
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね！
三葉虫は示準化石（しじゅんかせき）
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀～ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね！
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種（0.5～70cm）があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。
