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オールドコレクション!ベリーベリーレア!世界最古の三葉虫の一つ、チェンジャン動物群、ウティンガスピス(Wutingaspis)/【tr729】
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こちらは極めて希少な、チェンジャン動物群に属する、ウティンガスピスという三葉虫です。最初期も最初期、最も初期の三葉虫と申し上げて良いでしょう。およそ5億2千万年前後のわずかな期間に棲息していたと考えられています。採集量は極めて少なく、一般的なマーケットに出回ることはほとんどありません。こちらは国内コレクターから出物、いわゆるオールドコレクションです。
ウティンガスピスは前述の通り、チェンジャン動物群に属する三葉虫で、いわゆるカンブリア爆発によって生まれた生物の一つ。生物らしい生物としては、最も初期に誕生した生物です。非常にシンプルなフォルムをしていて、十数個の体節と非常に小さな尾板を持っています。
最初期の三葉虫らしく構造はとてもシンプルで小判のような形をしています。眼は前方を向いています。より新しい時代(デボン紀など)の三葉虫とは異なり、視野は狭く前方に限られていたようです。
ウティンガスピスは決して大きな三葉虫ではありません。こちらはおよそ17ミリほど。
全景がよく保存されており、頭部から左右に伸びた頬棘もまだ未発達で小さいものでした。
非常に小さな尾部。初期の三葉虫に共通する特徴の一つです。
チェンジャン動物群はカナダのバージェス動物群と同様、最も古い生物を含む地層です。中国雲南省に位置し、バージェス頁岩よりもさらに1千万年以上古い地層と見られています。あのアノマロカリスなども採集されることでよく知られています。
非常に決めが細かい頁岩。
100円玉との比較。世界最古の一つと申し上げて良い、極めて古い三葉虫、ウティンガスピスの化石です。
商品スペック
商品ID | tr729 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | オールドコレクション!ベリーベリーレア!世界最古の三葉虫の一つ、チェンジャン動物群、ウティンガスピス(Wutingaspis) |
産地 | 中国、澄江 |
サイズ | 本体直線距離1.7cm 全体5.9cm×5.7cm×厚2cm |
商品解説 | オールドコレクション!ベリーベリーレア!世界最古の三葉虫の一つ、チェンジャン動物群、ウティンガスピス(Wutingaspis) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。