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珍しいエオレドリキアのネガポジ化石!オールドコレクション。/【tr722】
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こちらはみんな大好きエオレドリキアです。いえ、正確には古生代カンブリア紀の三葉虫ファンなら、みんな大好きのはず。さて、エオレドリキアはカンブリア爆発で誕生したチェンジャン動物群を代表する生物の一つで、実に印象的なフォルムをしています。
こちらの化石は、ネガポジ揃ったタイプです。嬉しいですね。こちらは凹んだサイドであるネガ側です。
両方揃っています。写真左側がネガ、右側がポジです。
本体のサイズは直線で36ミリ。エオレドリキアはサイズのばら付きありますが、なかなか大きな個体です。
エオレドリキアの標本ではおなじみの黒い鉱物。数個の個体のうち、1点くらいはこの黒いシミのような部分が存在します。専門書等でもこの黒いシミに触れたものがまれにあり、エオレドリキアに関係した何かである可能性は否定できません。
ネガ側にはエオレドキリアの象徴の一つ、長いGenal spineが残されています。本来は両方あるはずですが、残念ながら左側(ネガの右側)だけ残されています。
ポジの右側にも長い棘の痕跡を見ることができます。注目すべきは、メインの個体の下に同種の個体の下部が残されていること。縁部の棘が残されたなかなか良い個体ではありませんか。
横から見ると、先程の黒っぽいシミの正体が見えてきました。マンガン等の鉱物かもしれません。
100円玉との比較。カンブリア爆発で誕生した奇々怪々な生物の一つ、エオレドリキアのネガポジ標本です。
商品スペック
商品ID | tr722 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 珍しいエオレドリキアのネガポジ化石!オールドコレクション。 |
産地 | 中国・チェンジャン |
サイズ | 本体直線距離3.6cm ネガポジ合わせて全体7.3cm×7.8cm×厚2.1cm |
商品解説 | 珍しいエオレドリキアのネガポジ化石!オールドコレクション。 |
この商品を購入されたお客様のお声
無事に届きました。三葉虫の化石は久し振りですが、5億年も前の地球の生物の痕跡を手中にし、感激しています。壮大な地球史の一端に触れることが出来て、感慨無量です。オルドビス紀やシルル紀にも素晴らしい化石がありますが、やはり、このカンブリア紀だけには特別な思い入れがあります。今後も、この地球史の最初の証人を提供願えたらと期待しています。
愛知県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。