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ロシア産アサフスの王様といえばコワレフスキー。21ミリに達す長い目、際立つディフィニションを有するこだわりの厳選品。/【tr720】
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ロシア産のアサフスのスターといえば、コワレフスキー!2本の大きな目に心を奪われてしまった人も少なくないはず。こちらはそのコワレフスキーの厳選標本です。
目の長さ21ミリ。コワレフスキーのなかでも、特に目の長い個体です。ロングアイのニックネームにふさわしい標本です。
化石となっても、何かを探すような印象的な目をしています。厳選したのは目だけではありません。この体節を御覧ください。
体節のアップ。ぜひ粗捜しをしてみてください。ヘビーコレクターの厳しい目線で見ても、なかなか粗が見つからない。高い技術で丁寧なクリーニングが施されています。体節と体節の小さな隙間まで均等にくり抜かれています。
コワレフスキーの尾板は厚みがない代わりに幅広で尖っていません。同じアサフスでも、それぞれの部位に微妙な違いがあります。そういった見過ごされそうな部位にも丁寧にクリーニングが施されているかどうかで質の高さを測ることができます。
目がなんとも印象的な個体です。かなりリラックスしたポーズに見えます。頭部の自由頬の上側の重なりの保存状態の良さが横から見るとよく分かります。このあたりジャムっている標本が少なくないため、ポイントアップです。
伸びたポーズだけに目が目立ちます。コワレフスキーはダンゴムシのようなフルの防御体制をとっている個体はほとんど見たことがありません。身を守らない代わりに、泥底に潜んで、この長い目を出し、辺りをうかがっていた”慎重派”だったのかもしれませんね。この目はいわば潜水艦の潜望鏡のような役割だったのかもしれません。
リラックスポーズではありますが、右縁がやや収縮を開始しした感じがしないでもありません。躍動感を感じます。
体節の複雑な重なりに御覧ください。右サイドを中心にご覧いただきました。次は逆サイドです。
左サイドも右に負けず劣らず大変上質です。
コワレフスキーはアサフスのなかではやや幅広な部類で、繊細な目を抜けば、力強い印象も併せ持っています。それほど厚みはなく、泥底に潜るのには適しているようなみえます。
個人的に目が強調される好みの一枚。何か物言いたげな。愛嬌さえ感じます。
肉眼で近づいた見たときは、こんな感じに見えます。
100円玉との比較。第一印象で一目惚れし、見れば見るほど好きになる、そんなタイプの逸品です。人気種コワフレスキーの上質標本です。
商品スペック
商品ID | tr720 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ロシア産アサフスの王様といえばコワレフスキー。21ミリに達す長い目、際立つディフィニションを有するこだわりの厳選品。 |
産地 | Volkhov river, St. Petersburg , Russia |
サイズ | 本体カーブ計測7.5cm / 母岩含め全体10.6cm×8.2cm×高4.5cm |
商品解説 | ロシア産アサフスの王様といえばコワレフスキー。21ミリに達す長い目、際立つディフィニションを有するこだわりの厳選品。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。