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ポジ・ネガどちらも素晴らしい。圧倒的保存状態。最古の三葉虫、オレネルス(Olenellus schucherti)のネガポジ標本。グレートコンディション。/【tr693】
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2枚組の見事なノジュール化石。こちらは5億2千年前の三葉虫、オレネルスです。カンブリア爆発で誕生した三葉虫の代表的な属の一つです。まさに最古の三葉虫の姿がここにあります。
最古の三葉虫、オレネルスは大きな頭部に比較して、異様と言ってよいほど小さな尾板によって特徴付けられます。
総じて平板であるものの、隆起したセグメントの中央部分の存在感は圧倒的で、古生代中期の三葉虫とは明らかに異なるプリミティブな味わいに満ちています。
こちらの標本と・・・
こちらの標本・・・。非常によく似ていますが、それぞれ別個に存在します。
ご覧の通り、左側が凹んでいるネガティブサイド、右奥のほうが膨らんでいるポジティブサイドです。もとは一つのノジュールでぴったり合わさります。オレネルスはノジュールで採集されることが少なくないため、ポジ&ネガが揃っている場合があります。しかしながら、ここまで状態が良いものが多数あるでしょうか?三葉虫のヘビーコレクターなら即座に「No」と答えることでしょう。
こちらはカナダ・ブリティッシュコロンビア州イーガー層産です。ここにはカンブリア爆発で誕生した生物が収まったカンブリア紀の地層が存在します。
セグメントからサイドに伸びる見事な棘。
頭部の保存状態も申し分ありません。
ここまで良質のオレネルスがポジ・ネガ両方揃うなんてことは、滅多にありません。
ぴったり合わさります。合わせるときはゆっくりと慎重に。擦らないように注意してください。
100円玉との比較。ポジティブサイドはポジティブらしく、しっかり隆起しています。
ネガティブサイドは深く彫り込まれています。ポジ・ネガどちらも素晴らしい。どちらも主役。見事な逸品です。
商品スペック
商品ID | tr693 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | ポジ・ネガどちらも素晴らしい。圧倒的保存状態。最古の三葉虫、オレネルス(Olenellus schucherti)のネガポジ標本。グレートコンディション。 |
産地 | Eager Formation, British Columbia, Canada |
サイズ | 本体直線計測3.6cm×2.8cm 母岩含め全体(ネガポジ合わせて)8.7cm×8.2cm×厚2.4cm |
商品解説 | ポジ・ネガどちらも素晴らしい。圧倒的保存状態。最古の三葉虫、オレネルス(Olenellus schucherti)のネガポジ標本。グレートコンディション。 |
この商品を購入されたお客様のお声
三葉虫オレネルスのネガポジ標本【tr693】無事届きました。以前からカンブリア紀の三葉虫に注目して探していました。そしてこの度とても良いものが出たと思いすぐ購入しました。手にしてみるとディテールがしっかりしており、実際より大きく感じます。そしてなにより美しい。化石を含む岩石を割り、このように綺麗にポジネガで割れることは珍しいのではないかと素人ながら思います。とても良い買い物が出来たと感じています。ありがとうございました。
秋田県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。