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今や入手が難しくなったオンタリオ州産の希少な三葉虫、シュードジジテス(Pseudogygites latimarginatus)。オールドコレクション!/【tr680】
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こちらは非常に希少な三葉虫、カナダ・オンタリオ州コリングウッド産の三葉虫、シュードジジテス(Pseudogygites latimarginatus)です。ヘビーな三葉虫コレクターなら聞き覚えのある名前ではないでしょうか。ただ、その中でも実物をご覧になった人は決して多くはないはずです。かなり前までは目にすることがありましたが、現在ではカナダ・オンタリオ州の採石場はストップしているため、新たにコレクションすることは難しく、オールドコレクションの価値を高めています。
シュードジジテスとしては平均的なサイズですが、小判のような均整の取れた形がよく保存された良質品です。
目がやや内側に寄っているのも特徴の一つです。頭部全部の縁部が残されている点も大きい。
やや幅広いの体節からキュッとしまった尾板。いずれもよく保存されています。
非常に均整の取れている標本です。
余すことなく撮影しています。じっくりご覧ください。頭部から左右に伸びる大きな一対の棘(genal spine)にもご注目ください。しっかり残されています。
こちらに腕足類の化石が。おまけで片付けるには勿体無い。
腕足類は貝のようですが、正確には異なります。分類学的には腕足動物門という非常に大きな括りでまとめられた別の動物です。カンブリア紀に現れ、古生代に最も繁栄したグループです。三葉虫と同時代に発展したグループと言えるでしょう。ちなみに、腕足動物は現世にも棲息しています。
100円玉との比較。いかにも良好な保存状態を保った、シュードジジテス(Pseudogygites latimarginatus)です。今や入手が難しくなったカナダ・オンタリオ州産の希少なオールドコレクションです。
商品スペック
商品ID | tr680 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 今や入手が難しくなったオンタリオ州産の希少な三葉虫、シュードジジテス(Pseudogygites latimarginatus)。オールドコレクション! |
産地 | Collingwood, Canada |
サイズ | 本体直線距離4.4cm 母岩含め全体9.9cm×8.4cm×厚2.4cm |
商品解説 | 今や入手が難しくなったオンタリオ州産の希少な三葉虫、シュードジジテス(Pseudogygites latimarginatus)。オールドコレクション!厚みがしっかりありますので、平置き展示が最も安定します。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。