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カンブリア爆発で生まれた三葉虫の一つ、かの有名なピオシェ頁岩層より採集されたオルレネス・フォーレリ(Olenellus fowleri)/【tr654】
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こちらは最も初期の三葉虫の一つとして知られるオレネルス・フォーレリ(Olenellus fowleri)です。
オレネルス属のなかでもフォウレリは丸っこいフォルムが特徴です。かの有名なピオシェ頁岩層から採集された標本です。
大きな半円形をした頭部に、中央によった目、頭部より徐々に小さくなるセグメント。非常に特徴的な外形をしています。
セグメントに比して尾板は非常に小さいのも特徴の一つです。頭部から尾板にかけてどんどん小さくなります。
また、セグメントからサイドに伸びるフリルが優雅な印象を与えています。この個体はフリルもよく残されています。
オレネルス・フォーレリはピオシェ頁岩層から採集される三葉虫のなかでも、明らかに希少であり、数少ない標本の一つです。
母岩はおよそ9センチ四方、中央に標本が来るようにほぼ正方形にカットされています。
16ミリの厚さ。強度は十分です。頁岩らしい非常にきめの細かい岩質です。ピオシェ頁岩層はいわゆるカンブリア爆発で生まれた生物が保存されている希少な化石層です。希少な初期の三葉虫が採集されることで、世界的に名の知れた産地の一つです。
セグメントがしっかり残されている点にご注目ください。欠損しているセグメントは皆無です。
半円形の頭部。
なんとも小さな尾板です。初期の三葉虫に共通する特徴の一つです。
裏面。やや凸凹はあるものの、ほぼ平らです。こちらを下にして平置きにしても安定性に何ら問題はありません。
100円玉との比較。かの有名なピオシェ頁岩層から採集された希少な三葉虫、オルレネス・フォーレリ(Olenellus fowleri)です。
商品スペック
商品ID | tr654 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | カンブリア爆発で生まれた三葉虫の一つ、かの有名なピオシェ頁岩層より採集されたオルレネス・フォーレリ(Olenellus fowleri) |
産地 | Ruin Wash, Pioche Shale, Nevada, U.S.A. |
サイズ | 本体3.4cm×3cm 母岩含め全体9.6cm×8.7cm×厚1.6cm |
商品解説 | カンブリア爆発で生まれた三葉虫の一つ、かの有名なピオシェ頁岩層より採集されたオルレネス・フォーレリ(Olenellus fowleri)。スタンドをおつけします。平置き展示が最も安定します。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。