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希少!米国ユタ州産三葉虫オレノイデス・ネヴァデンシス(Olenoides nevadensis)/【tr652】
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こちらはカンブリア紀の三葉虫、オレノイデスです。
オレノイデスをレア足らしめているのは、カナダのバージェル頁岩から採集されるという事実からでしょう。こちらの標本は米国ユタ州産です。
オレノイデスは初期の三葉虫らしく平板状ですが、頭部中央に大きなコブがあります。
大きなコブを接写。
オレノイデスの体節はシンプルで数も多くありません。通常は7つの関節を持っています。
尾板まで関節横からフリルが生えているのも特徴の一つです。
Marjum層(ユタ州)のきめの細かい母岩。そのほか前述のようにカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州に位置する、かの有名なバージェス頁岩からも採集されます。バージェス頁岩層はおよそ5億4200年前からおよそ1200万年の間に突如として生物の種類が爆発的に増加した、いわゆる”カンブリア爆発”で有名な地層です。
きっとこの個体もアノマロカリスやオパビニアなどの天敵と出会っていたことでしょう。
いかにもカンブリア紀の三葉虫といった風貌。
玉数の少ないオレノイデスの上質標本。
平置きでも存在感十分。
100円玉との比較。本体7センチ。オレイノデスとしては平均的なサイズです。
商品スペック
商品ID | tr652 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 希少!米国ユタ州産三葉虫オレノイデス・ネヴァデンシス(Olenoides nevadensis) |
産地 | Marjum Formation, Utah, U.S.A. |
サイズ | 本体7.1cm 母岩含め全体14.6cm×11.8cm×厚4.5cm 1585g |
商品解説 | 希少!米国ユタ州産三葉虫オレノイデス・ネヴァデンシス(Olenoides nevadensis) |
この商品を購入されたお客様のお声
カンブリア紀の三葉虫の王様「オレノイデス」!なかなか手に入れることができませんでしたが、ようやく実物を自宅でじっくりと眺めれる日が来ました!とても見ごたえのある標本です。眼の膨らみや頬棘など細かな部分は完璧☆全体的な保存状態も良く大変気に入りました!リーズナブルなお値段で譲って頂きまして本当にありがとうございます。今後の新商品入荷を日々お待ちしています♪
兵庫県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。