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マニア限定品、希少なオールドコレクション、珍しいオーストラリア産、最古の三葉虫の一つ、レドキリア・タコエンシス(Redlichia takooensis)/【tr638】
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こちらは最も初期の三葉虫と言って良いでしょう。オーストラリアはカンガルー島のEmu Bay Shaleで採集された三葉虫レドキリア・タコエンシス(Redlichia takooensis)です。
5億数千万年前に現世生物の祖先が短期間で一気に勃興した、いわゆる”カンブリア爆発”で生まれた三葉虫の一つです。
カンブリア爆発によって生まれた生物を保存する層としてカナダ・バージェス動物群と中国・チェンジャン動物群が真っ先に挙がるのではないでしょうか。しかし、それだけではありません。本標本の産地であるオーストラリアのEmu Bay Shaleも当時の生態系を示す動物群の化石が採集されます。
こちらのレドキリア・タコエンシス(Redlichia takooensis)はその中の一つ。レドキリア属の三葉虫は世界中で採集されますが、タコエンシスはこの産地でしか採集されません。
レドキリア属に共通する左右に伸びる大きな棘。
セグメント単位でよく保存された体節。
体節の縁部には棘のようなものが確認できます。
レドキリア・タコエンシスに関しては、保存状態の良い個体はほとんど見られません。
その中では明らかに上位に位置する高品位標本です。
100円玉との比較。カンブリア爆発の時期に現れた非常に古い三葉虫、レドキリア・タコエンシスの高品位標本です。価値の分かるマニア限定標本です。
商品スペック
商品ID | tr638 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | マニア限定品、希少なオールドコレクション、珍しいオーストラリア産、最古の三葉虫の一つ、レドキリア・タコエンシス(Redlichia takooensis) |
産地 | Kangaroo Island, Australia |
サイズ | 本体5.7cm×3.6xm 母岩含め全体8.8cm×7.8cm×厚5.2cm |
商品解説 | マニア限定品、希少なオールドコレクション、珍しいオーストラリア産、最古の三葉虫の一つ、レドキリア・タコエンシス(Redlichia takooensis) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。