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”超”レア三葉虫、カナダ・オンタリオ産レイモンディテス・スプリンガー(Raymondites spiniger)/【tr637】
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カナダ・オンタリオ州で三葉虫を産する著名な地層一つ、Bobcaygeon層から採集された三葉虫、レイモンディテス・スプリンガー(Raymondites spiniger)です。ヘビーコレクターしかその存在を知らないと言ってよいほどマニアックな属種の一つです。実物が手に入ることはほとんどないでしょう。
どの三葉虫とも似通っていない独特のフォルム。左右に大きく開いた棘が印象的です。
レイモンディテスはオルドビス期中期に棲息していましたが、コレクター間でもあまり知られていない希少種です。
カナダのほか、中国や米国でも採集されます。
堆積時に圧縮等の影響はほとんど受けていません。オリジナルなフォルムと思われる立体的な形状を維持しています。
母岩は11センチ四方。本体は写真縦計測で28ミリです。
露頭をそのまま切り出したかのような味わい深い標本です。
母岩が大きいものの、全形はすでに見えているため、これ以上クリーニングを進めるのはおすすめしません。
すごい厚みです。
100円玉との比較。これぞ”超”レア三葉虫というべき、レイモンディテス。ヘビーコレクターやディーラーであっても早々お目にかかれない標本です。次の入荷は未定です。
商品スペック
商品ID | tr637 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ”超”レア三葉虫、カナダ・オンタリオ産レイモンディテス・スプリンガー(Raymondites spiniger) |
産地 | Bobcaygeon Formation, Ontario, Canada |
サイズ | 本体2.8cm×2.2xm 母岩含め全体11.1cm×10.4cm×厚5.4cm |
商品解説 | ”超”レア三葉虫、カナダ・オンタリオ産レイモンディテス・スプリンガー(Raymondites spiniger) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。