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チェコ共和国インツェ産、限られた地域でしか発見、採集されない珍しい三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)の群集化石/【tr1201】
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こちらは極めて古い三葉虫の一つ、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)です。東欧の中心に位置するチェコ共和国産です。激しく揺れ動いた国体と同じように、チェコは変化に富んだ地形を有しています。とりわけ首都プラハから南西40キロほどに位置するインツェ(Jince)からは、良質の三葉虫が採集されます。
エリプソセファルス・ホッフィは古生代の最初期の時代区分であるカンブリア紀の地層から採集される、極めて古い三葉虫の一つです。ご覧のように単純な構造からなる原始的な造りをしています。
エリプソセファルスは、ご覧のように一度に複数の個体が発見されることが多い三葉虫です。また、頭部に眼がないことにお気づきでしょうか?この時代の三葉虫には、アイレス(Eye-less)、つまり眼を持たない属が存在します。一方で、三葉虫は生物史のごく初期に視力を獲得した生物としても知られています。エリプソセファルスは、進化の途上にあるグループのように感じられます。
裏面です。
ポジティブ(本体)はもちろん、ネガティブ(陰影のみ)の化石も混じっています。
厚みは十分にあり強度に問題はありません。
左右65ミリほど。
100円玉との比較。限られた地域でしか発見、採集されない珍しい三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィの群集化石です。
商品スペック
商品ID | tr1201 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | チェコ共和国インツェ産、限られた地域でしか発見、採集されない珍しい三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)の群集化石 |
産地 | Jince, Czech Republic |
サイズ | 本体1.7cm 母岩含め全体6.5cm×6.2cm×厚1.9cm |
商品解説 | チェコ共和国ジンセ産、限られた地域でしか発見、採集されない珍しい三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)の群集化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
Ellipsocephalusは群集化石が良い、と待っていた中見つけた今回の標本。全身のわかる個体に加え部分化石が散在しているまさに理想の標本でいつもならしばらく考えるところ珍しく即決で購入しました。届いた実物を見るとヨーロッパらしい艶があり買ってよかったと大満足です。今回入金の際にこちらに不手際がありましたが、連絡後素早い対応誠にありがとうございました。やっぱり良い会社なんだなと安心しました。これからもよろしくお願いします。
静岡県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。