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およそ5億1千万年前の初期の三葉虫、三葉虫エリプソセファルス・ホッフィー(Ellipsocephalus hoffi)。チェコ共和国産。/【tr620】
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こちらはカンブリア紀の三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィです。中央ヨーロッパのチェコ共和国産。
エリプソセファルス・ホッフィはおよそ5億1千万年前の海中に棲息していた初期の三葉虫の一つで、頭部の中央が大きく膨らんでいるのが特徴です。
複数体で見つかることが多いため、集団で棲息したと考えられています。
少なくともはっきり特別できる個体が2つ居ます。
写真右に完全な個体が一つ、それ以外にも部分化石がいくつか散見されるマルチプレート標本です。
まだ三葉虫にとって強力な天敵が存在していない穏やかな海中だったころの属です。したがって、比較的シンプルな形状をしています。デボン紀に入ると、全身を棘に覆われたグループが出現します。
100円玉との比較。
商品スペック
商品ID | tr620 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | およそ5億1千万年前の初期の三葉虫、三葉虫エリプソセファルス・ホッフィー(Ellipsocephalus hoffi)。チェコ共和国産。 |
産地 | Jince, Czech Republic |
サイズ | 本体2cm×1cm 母岩含め全体8.1cm×7.1cm×厚1.7cm |
商品解説 | およそ5億1千万年前の初期の三葉虫、三葉虫エリプソセファルス・ホッフィー(Ellipsocephalus hoffi)。チェコ共和国産。 |
この商品を購入されたお客様のお声
初めての購入でしたが、かなり早く到着して梱包も非常に丁寧で安心しました。子供の頃より化石に興味はあったのですが、これを機にハマってしまいそうです。また購入の際にはよろしくお願いいたします。
東京都/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。