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”超”マニアック、三葉虫コレクターの間でも余り知られていないチェコ産三葉虫コノコリフェ・シリナ(Conocoryphe cirina)/【tr593】
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三葉虫コレクターの間でも、その知名度は低いと思われる、レア三葉虫、コノコリフェをご紹介します。
コノコリフェという属は、三葉虫の属としては使用されておらず、現在、その扱いが議論されている最中です。
全体のフォルムはやや細長く、楕円形の輪郭を持っています。最も初期の三葉虫の一つで、カンブリア紀に棲息していました。
古いタイプの三葉虫ならではの、シンプルで平べったい形。
こちらの標本は一体の完全なネガ化石を含む、マルチプレート標本です。
頭部(セファロン)の特徴は中央が大きく隆起していること。
こちらはネガ化石なので、セファロンの中央が大きく凹んでいることが分かります。米国産の有名な三葉虫エルラシア・キンギともよく似ています。米国のウィスコンシン州からも採集されますが、産地はあまり多くありません。非常にレアな三葉虫です。
100円玉との比較。こちらの標本はチェコ共和国産。コノコリフェの産地としては最も名が知られているのではないでしょうか。他、フランス、スペインなどから採集されますが、個体数が少なく、あまり名の知れた三葉虫ではないので、知る人ぞ知る、”超”マニアックな標本と言えるでしょう。
商品スペック
商品ID | tr593 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | ”超”マニアック、三葉虫コレクターの間でも余り知られていないチェコ産三葉虫コノコリフェ・シリナ(Conocoryphe cirina) |
産地 | Czech Republic |
サイズ | 本体直線距離2.2cm 1.7cm/ 母岩含め全体8.5cm×6.8cm×厚3.1cm |
商品解説 | ”超”マニアック、三葉虫コレクターの間でも余り知られていないチェコ産三葉虫コノコリフェ・シリナ(Conocoryphe cirina) |
この商品を購入されたお客様のお声
珍しいチェコ産の三葉虫が2体入っている化石が、本日届きました。いつも迅速な対応ありがとうございます。コレクションが大分増えてきました。
埼玉県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。