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特徴的な3本の棘で知られるモロッコ産三葉虫キファスピスの上質標本。/【tr586】
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こちらはモロッコ産の三葉虫として名の通ったキファスピスです。
ひょっこりと飛び出した頭部。キファスピスの特徴の一つ。
母岩を含め左右9センチ。
本体は縦に沿って計測して3.7センチ。キファスピスのアベレージサイズと言って良いでしょう。
セファロン(頭部)のブツブツもよくクリーニングされています。
アップしてみましょう。
そして、キファスピス最大の特徴である3本の棘のうち、左右に広がる2本を捉えた一枚がこちら。左右の対称性もバッチリです。
背中中央から生えている棘は母岩が残されています。最も折れやすいトゲだけに安心です。もちろんここからクリーニングを進めることも可能です。
キファスピスの特徴である3本のトゲ(左右1本ずつ、中央)がよく残された個体です。セファロンの突起もしっかりクリーニングされています。
キファスピスは以前はおタリオンと呼ばれていました。コレクター間では、オタリオンの名前のほうが馴染み深いかもしれません。現在ではキファスピスで統一されています。
100円玉との比較。母岩を半分残したクリーニングスタイルです。母岩は頑丈でしっかりしていますので、安定感抜群です。
商品スペック
商品ID | tr586 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 特徴的な3本の棘で知られるモロッコ産三葉虫キファスピスの上質標本。 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測3.7cm 母岩含め全体 8.9cm×6.4cm×4.9cm |
商品解説 | 特徴的な3本の棘で知られるモロッコ産三葉虫キファスピスの上質標本。 |
この商品を購入されたお客様のお声
棘のある三葉虫の化石を探していました。ここにおいては状態や種類により価格はピンキリです。この度、お値段もお手頃である商品が目に留まり購入に至りました。結果は大変満足のいく三葉虫の母岩付き化石でした。発送時の梱包もしっかりいただきました。また時々のぞかせていただきます。ありがとうございました。
山形県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。