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三葉虫の内部を覗ける標本!サブアサフス・プラティウルス(Subasaphus platyurus)/【tr532】
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レア種、サブアサフス・プラティウルス(Subasaphus platyurus)です。何か変ですね・・・。
もう気づかれたのでしょうか?こちらは、三葉虫を裏から彫った標本なのです。腹から背中に彫っていったというわけです。
普通は背中側から彫っていくわけですが、本標本は逆。裏から掘ると、三葉虫の表からでは分からなかったものが見えてきます。
写真左は、三葉虫の口唇(ハイポストマ)です。簡単にいうと、「くちびる」のことです。人間の口唇が、食事などのために使われるだけでなく、外部からのウィルスなどから体内を守っているように、三葉虫も、このハイポストマが必要な生活をしていたということでしょう。生物の重要な進化の一つです。
そのハイポストマを裏側から観察できるとは・・・。
保存状態も大変良好で、ハイポストマは浮かし彫りされています。
ハイポストマのアップ!この上ない保存状態です。
もう一つご注目いただきたいのは目のソケットです。凹んでいることがよく分かりますね。
頭部の器官が収まっていた空間。
体節を裏側から見るとこのような感じです。内蔵が収められていたのでしょう。体節がしっかりと保護していたことがわかります。
三葉虫の頭部を内部から覗くことができます。
100円玉との比較。非常に大きな個体です。クリーニングが面白いので、種の説明を怠りましたが、サブアサフス・プラティウルスは大変めずらしい種の一つです。本標本は100円玉と比較すると分かるように、立派な個体です。
商品スペック
商品ID | tr532 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 三葉虫の内部を覗ける標本!サブアサフス・プラティウルス(Subasaphus platyurus) |
産地 | Saint-Petersburg, Russia |
サイズ | 本体直線距離 9.9cm×7.8cm 母岩含め全体25.3cm×9.5cm×厚4.5cm |
商品解説 | 三葉虫の内部を覗ける標本!サブアサフス・プラティウルス(Subasaphus platyurus) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。