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ザ・グロテスク!全身ブツブツの風貌で人気を博すロシアン三葉虫のキング、ホプロリカス・フルシファー(Hoplolichas furcifer)/【tr521】
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ロシアン三葉虫のなかでも特別人気がある、ホプロリカスをご紹介します。滅多に市場に出回らない希少種です。ホプロリカスには複数種ありますが、フルシファーは最もメジャーな種と言って良いでしょう。
ホプロリカス・フルシファーの最大の特徴は何と言っても、そのグロテスクさ。全身に余すところなく、大小無数の棘が生えています。この標本には頭足類と思しき化石が脇役として居ます(写真下部)。
御覧ください。この異様な風貌。圧倒的なグロテスクさを誇る、その姿に三葉虫コレクターは魅了されます。
この個体は頭部後ろから生える2つの大きな棘を御覧いただきたい。棘の上にも更に棘が生えています。後方背中から少し小さな棘があります。欠損しやすい箇所ですが、しっかり保存されています。
三葉虫強面ランキングなるものが存在すれば、間違いなく最上位クラス。
保存状態をじっくりご覧ください。
幅のサイズがある個体です。左右対称であることにもご注目ください。
特徴的な頭部および背中の棘。
どこを見ても、無数の棘があります。
母岩と本来のバランスも良い。
こちらの頭足類が良いアクセントになっています。三葉虫が海の生物であったことを思い出させてくれます。
あらゆる角度から撮影しました。じっくりご覧ください。
100円玉との比較。本来ロングカーブ計測で5.4cm。ホプリロカス・フルシファーとしてはアベレージサイズでしょう。幅のサイズは平均以上。
ホプロリカス・フルシファーの極上品です。
商品スペック
商品ID | tr521 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ザ・グロテスク!全身ブツブツの風貌で人気を博すロシアン三葉虫のキング、ホプロリカス・フルシファー(Hoplolichas furcifer) |
産地 | Russia |
サイズ | 本体ロングカーブ計測5.4cm /母岩含め全体 13cm×8.7cm×5.2cm |
商品解説 | ザ・グロテスク!全身ブツブツの風貌で人気を博すロシアン三葉虫のキング、ホプロリカス・フルシファー(Hoplolichas furcifer) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。