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学習標本としても役立ちます!三葉虫カリメネ種ノジュール化石/【tr495】
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パカっとノジュールを割ったら現れました。オルドビス紀、初期の三葉虫カリメネ種のご紹介です。
12センチの母岩にカーブ計測7センチの三葉虫が真っ直ぐの状態で化石化しています。本標本はノジュール標本といい、こちらはポジ標本です。
左側がネガ標本。2つで1つのセット標本です。
2枚を合わせるとご覧のように丸い塊になります。このような状態で見つかるものをノジュール化石といいます。ノジュールとは、有機物を含む丸い石のことで、ハンマーでたたくと、パカっと割れる特徴があります。これらノジュールの中には、化石を含んでいる場合が多いのです。ノジュールとなるのは、生物が死骸となったのちアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積するためです。
化石ができる仕組みを学ぶのに、教育用標本としてもお勧めです。
ネガ部分。まるで洗濯板のような体節がクッキリ示されています。
頭部も保存。先端は半分ほど母岩に埋もれています。
一見何もないマッドボールです。ここをパカっと開けると古代三葉虫が現れます。
いざ、登場です!ノジュール化石は、宝物が詰まったような、割った際の劇的な変化が面白いですね。
全部で470グラムオーバー。重量感あるノジュール化石標本です。
商品スペック
商品ID | tr495 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 学習標本としても役立ちます!三葉虫カリメネ種ノジュール化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測7.4cm 母岩含め全体 12cm×10cm×厚5.3cm 474g |
商品解説 | 学習標本としても役立ちます!三葉虫カリメネ種ノジュール化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
先日熊本の御船にて化石発掘体験を息子にさせた所、ノジュールから貝の化石を発見し大興奮。価格もお手頃でボリュームもある三葉虫の入ったノジュールを当店にて発見。相変わらず安定して、いい化石を提供してくれて有り難いやら、小遣いが無くなるやら、嬉しい悲鳴。心の栄養として、今後ともお世話になります。
宮崎県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。