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三葉虫フレキシカリメネ(Flexicalymene meeki)/【tr485】
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アメリカオハイオ州産の、フレキシカリメネ・ミーキをご紹介します。頭部から尾部までがバッチリ保存された、優美な標本です。
本体カーブ計測は4.2センチ。頁岩(けつがん)のグレーの母岩に、半立体状態のいい塩梅で化石化しています。
アメリカ、オルドビス紀の地層の三葉虫化石です。フレキシカリメネはいろいろ種類がありますが、ミーキ(Flexicalymene meeki)は特にレトローサ(Flexicalymene retrorsa)とよく比較されます。本標本はオハイオ州産のミーキです。レトローサは、頭鞍部がミーキにくらべて丸みを帯びている特徴があります。
頭部もご覧のように素晴らしいのですが、胸部から尾部にかけてのゆるやかにカービングする体節も見逃せません。
こちらです。ぐーっとしなやかに尾部を曲げて、柔らかな臓器を守っていたのでしょうか。あるいは、絶命したのちの自然なポーズかもしれません。
フレキシカリメネ標本は、まん丸防衛体制のタイプ標本のほうを比較的よく見かける気がいたします。外敵から見を守っていたのでしょうか。このように、頭部から胸部にかけてが真っ直ぐ状態で化石化した標本のほうが少ない印象です。
母岩サイズは3.5センチ×2.5センチ。厚みは1センチ程度。
コンパクトですが、大変良質です。
このままの向きで平置きにすると安定しますので、展示に困りません。
ベストショットの角度。指で触れると、節の一つひとつが感じられるほどクリーニングが明瞭になされています。
米国オハイオ州産のナイスクリーニング標本、可憐なフレキシカリメネ三葉虫です。
商品スペック
商品ID | tr485 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 三葉虫フレキシカリメネ(Flexicalymene meeki) |
産地 | Ohio,U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測4.2cm 母岩含め3.5cm×2.5cm×厚1cm |
商品解説 | 三葉虫フレキシカリメネ(Flexicalymene meeki)Waynesville Formation,Ohio,U.S.A. Ordovician |
この商品を購入されたお客様のお声
三葉虫の標本を購入するのは3種類目になります。以前は全く興味がなかったのですが、一度購入して眺めていたらコレクター魂に火が点いてしまい集め始めてしまいました。今回は少し奮発して購入したのですが、やはり金額が増すと標本も更に鮮明になり素晴らしいです。また、まだ持っていないものが出たら狙ってみようと思います。
東京都/女性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。