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ロシア産三葉虫、主役イレヌス・タウリコルニス、脇役アサフス・コワレウスキーの競演/【tr473】
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ロシア産三葉虫イレヌス・タウリコルニス。背回りカーブ計測で9cmある、非常に立派な標本です。特徴の一つ、横の髭(棘)の保存状態良好です。
少し頭をもたげる格好が、横の棘を強調しています。
なんと、横に、同時期に棲息したアサフス・コワレフスキーが!最大の特徴であるロングアイが美しく掘り出されています。
イレヌス・タウリコルニスの大きな頭部と眼。
イレヌス・タウリコルニスは、エンロール気味の標本が多い中、本標本はかなり伸びた体勢をしています。左右の対称性も高いです。
ピッチの小さい体節も美しく掘り出されています。
こちらは、アサフス・コワレフスキー。飛びだした眼がなんとも可愛らしい。ロシア産三葉虫の人気種です。
エンロール気味で、尾部は母岩に埋まっています。
海底土壌から、顔をもたげているかのようなポーズ。
こちらには、長い目をした三葉虫の標本の一部が未クリーニングのまま残されています。
左右対称性(シンメトリー)の高さがよく分かる一枚。
尾部。
背回りカーブ計測9cmの大きなイレヌス・タウリコルニスと眼をにょきっと出したアサフス・コワレフスキーの競演です。写真左下に未クリーニングの三葉虫あり。
脇役にするにはもったいないほど、状態の良いアサフス・コワレフスキーです。各部撮影しましたので、じっくりご覧下さい。
イレヌス・タウリコルニスらしい幅広のボディ。
主役はやはりイレヌス・タウリコルニスということになるのでしょう。立派なアサフス・コワレフスキーを引き連れた群集標本です。手前に未クリーニングのアサフス・コワレフスキーと思しき未クリーニング標本あり。
商品スペック
商品ID | tr473 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ロシア産三葉虫、主役イレヌス・タウリコルニス、脇役アサフス・コワレウスキーの競演 |
産地 | Russia |
サイズ | 本体カーブ計測(イレヌス・タウリコルニス9cm アサフス・コワレウスキー4.5cm 母岩含め全体 幅18cm×奥行12cm×高6cm |
商品解説 | ロシア産三葉虫、主役イレヌス・タウリコルニス、脇役アサフス・コワレウスキーの競演 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。