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化け物という名が付く三葉虫ディクラヌルス・モンストローサス。半分透かし彫りなり!/【tr441】
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三葉虫ディクラヌルス・モンストローサス。その名の通り、モンスターのような恐ろしい雰囲気を持った三葉虫です。
三葉虫の姿形を見ていると、とんでもない化け物だったように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。むしろアンモナイトの古い仲間(オルソセラス)から捕食対象とされ、いかにして身を守るか、をテーマに進化していった姿である、という説もあります。古生代初期の三葉虫はとてもシンプルな形をしていますが、古生代後期には、全身を棘で包んだような化け物ライクな標本が現れ始めます。
ディクラヌスはいかにもモンスターですね。三葉虫コレクターの心をつかむのがよく分かります。
後に異様なほどそり上がったこのホーンが特徴的です。
本標本は半分だけ透かし彫りしたタイプ。
商品スペック
商品ID | tr441 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 化け物という名が付く三葉虫ディクラヌルス・モンストローサス。半分透かし彫りなり! |
産地 | Morocco |
サイズ | カーブ計測(棘先まで約)6cm 母岩11.5cm×11cm×高4cm / 496g |
商品解説 | 化け物という名が付く三葉虫ディクラヌルス・モンストローサス。半分透かし彫りなり! |
この商品を購入されたお客様のお声
商品の写真を見て、即購入を決めました。とてもいい物を入手できて良かったです。化石を眺めてこの三葉虫が生きていた時代はどんな環境だったのだろうか?と思いを馳せています。
千葉県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。