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どの角度に置いても動きの出る三葉虫!ロシア産アサフス・レピドゥルス(Asaphus lepidurus)/【tr386】
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非常にナチュラルなロシアン三葉虫が登場。「どれだけアップしていただいても構わない」と、アサフス君がいっているようでしたので、ドアップで撮影しました。
尾部です。何と素晴らしい保存状態でしょう。
三葉虫は、カンブリア紀という時代に現れて、ペルム紀に絶滅した節足動物です。約5億4200万年前から2億5100万年前の間ですから、約3億年という長い期間にわたって繁栄した生物群なのです。
本標本のアサフス・レピドゥルスはオルドビス期のロシアを代表する三葉虫で、最もポピュラーで馴染みのある三葉虫の一つです。この、飛び出すぎない眼が特徴。
この標本、状態がいいのはいうまでもありません。特筆すべきは、三角形のユニークな母岩と、どの向きでも立てかけられるその扱いやすさです。
このように、海底を這っている格好だと思いきや・・・。
突然上昇をしたり・・・。
そして、また海の底へと泳いで行ったりと、さまざまな向きが楽しめます。母岩の向きが3方向、自在に変えられますので、標本がまるで生きているかのように、活動的な印象を与えてくれますね。
そして、このナチュラルさ。
真上から。
本物であるからこその、表面にあらわれるナチュラルなしわ。
大きさは6.5cm。平均サイズといえます。
本種アサフス・レピドゥルスは、他のアサフス種が多数進化していく中で、おおもととも言える存在です。
シンメトリーが美しい顔。
人気種のロシアン三葉虫でした。いろいろな角度に配置してご覧になると、古生代の海の景色が広がってくるかも!?
商品スペック
商品ID | tr386 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | どの角度に置いても動きの出る三葉虫!ロシア産アサフス・レピドゥルス(Asaphus lepidurus) |
産地 | Russia |
サイズ | 本体最長部カーブ計測 6.5cm / 母岩含め全体 10cm×9cm×4cm |
商品解説 | 三角形の母岩が自慢の、ロシア産アサフス・レピドゥルスが登場です。 スタンドに標本を置く向きによって、あちらこちらに移動する活動的な三葉虫を想像することができる、見る幅を広げてくれる標本です。 非常にナチュラルで、大きさも6.5cmと満足いくサイズ。 アサフスの魅力を引き出している標本といえます。 |
この商品を購入されたお客様のお声
博物館でも見たことのないようなきれいにクリーニングされた三葉虫の化石が届きました。子供の誕生日プレゼントにしたいと思います。さらにおまけもつけていただきありがとうございました。感激です。
東京都/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。