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8.5cmの大きく眼の長い、アサフス・プンクテータス(Asaphus punctatus)/【tr374】
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ひさびさに、アサフス種、プンクテータス三葉虫が登場です!この突き出た眼と、ぷっくりした体型が特徴。
本標本は、ロシアのサンクトペテルブルグ、Mga riverで採集されました。約4億6600万年前、オルドビス紀中期の地層で見つかったアサフス・プンクテータスです。
突き出た眼と盛り上がった背中中央部分(軸部)が素晴らしいですね。
ロシアン三葉虫に特徴の、この上品な色。
母岩が安定しているので、自立します。ちょうどよい角度で眼をつきだしてくれていますよ。
アサフス・コワレフスキー種まで、とはいきませんが、プンクテータス種は、このにゅっと突き出た眼が特徴。本標本、同種の中では眼の長い部類に入るでしょう。
アップでご覧ください。
美しいです。
本体は、最長部?8.5cmあります。大きい&眼が長い。
何か、もの言いたげな印象をあたえます。ドラム缶のような眼をしています。
見ごたえあります。ひさびさに登場した種、ご紹介できて嬉しいです。にょきっと長く突き出た眼をもつ、アサフス・プンクテータスでした。
商品スペック
商品ID | tr374 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 8.5cmの大きく眼の長い、アサフス・プンクテータス(Asaphus punctatus) |
産地 | ロシア |
サイズ | 本体最長部カーブ計測 8.5cm / 母岩含め全体 10.5cm×5.5cm×4cm |
商品解説 | 本標本は、ロシアのサンクトペテルブルグ Mga riverで採集された三葉虫、アサフス・プンクテータスの化石です。 ロシアのサンクトペテルブルグに当たる地域は、オルドビス紀(5億500万~4億4600万年前)には浅い海の底で、三葉虫の楽園でした。 現在でいう東ヨーロッパの地域は、オルドビス紀という時代、浅い内海で覆われていました。 この大きく浅い流域は、20mから100mにわたって堆積された石灰岩の沈殿物によって満たされていました。 石灰岩は、炭酸カルシウム(方解石または霰石)を50%以上含む堆積岩をさすのですが、他の岩石にくらべ比較的柔らかく、母岩と標本本体を分離しやすいなどの特徴があります。 これらのことから、サンクトペテルブルグの地域から、素晴らしい保存状態の三葉虫が採集されるといわれています。 本標本は、突き出た眼が長く、盛り上がった軸部(真ん中部分)が見ごたえある、保存状態の良いプンクテータスです。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。