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直立不動!巨大17cmのドロトプス・アルマータス(Drotops Armartus)/【tr353】
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武装芋虫こと、ドロトプス・アルマータス登場。アルマータスとはArmartusの名からわかるように、武装の意。全身をトゲで武装し、外敵からの攻撃を、ハリネズミのように、防いでいたのでしょう。それにしても、すさまじいインパクト。信頼あるモロッコはオウワッキ工房の作品。今勢いのある工房の作品だけあって、標本にも迫力が乗り移ったかのよう。
比較的シンメトリーが出やすいドロトプス・アルマータスの中でも、さらに良い形。
もちろんオリジナルの棘。
この形、このクリーニング。これは標本というよりアートか?
アートです。
三葉虫コレクターでなくとも、うなる、むしろ一般受けしやすい、わかりやすい迫力。
複眼はごらんのとおり、非常に良い保存状態。
アップでもこの通り。
反対側も、もちろんセイムクオリティです。
目の中に目があるよう。
目の上の棘も見事に保存。
17cmの迫力は並ではありません。
100円と比較してください。冗談抜きで凶器になりえるサイズです。
この堂々たる体躯に手を出せる魚類もなかなかいなかったことでしょう。ドロトプス・アルマータスの非常に典型的な標本です。しかも特大17cmでこの保存状態。シンメトリ・複眼まで完璧です。
商品スペック
商品ID | tr353 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 直立不動!巨大17cmのドロトプス・アルマータス(Drotops Armartus) |
産地 | Jbel Issoumour, Alnif, Morocco |
サイズ | 本体最長部カーブ計測 17cm / 母岩 10cm×7cm×12cm |
商品解説 | そびえたつ巨塔のごとく、上へと反り上がったドロトプス・アルマタース。エンロールした標本が多い、ドロトプス・アルマータスですが、同標本は、上と上と伸びていく、塔のようなシェイプをしています。オウワッキ工房の遊び心も感じつつ、クリーニングの仕方一つで標本の表現も変わるものだと感心させられる標本です。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。