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棘がなが~いキファスピス・エベルハルディエイ(Cyphaspis eberhardiei) 母岩とのバランスの良さにもご注目。/【tr352】
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この標本の良さは、母岩のサイズです。化石セブンでは母岩に非常にこだわっています。やはり本体を美しく見せるには、母岩が重要。コントラストが際立てば、それだけ本体の美しさが際立ちます。
モロッコはハッダッシ工房の作品。名のある工房だけあって細部まで美しい仕上がりです。
飛行物体のようなシンメトリー。フライングフィニッシュの名のとおり、空を飛ぶかのような美しい標本です。母岩がまるで雲のように見えますね。
特徴的な丸みを帯びた頭部がまた個性を引き立てます。出るところが出て、絞まるところは絞まっています。
体節のクリーニングの技術にも注目。切れ込んだところも、丁寧に。
かなりアップですが、文句をつけたくても付けどころがないでしょう。
このくらいだと工房によるクオリティの違いが見えなかったりしますが、全体のシェイプの美しさは感じられることでしょう。
ナチュラル度を測るときには、一目で分かるのが、その色。上薬の量を測る指標です。全体に種種雑多な色が交わりながら、遠目で見ると、やや黒系の茶に見えるのがナチュラルの特徴。産地にも依りますが。
母岩のバランスが素晴らしい。縦置きができるなんて、実にオシャレです。
この方向でも安定しています。母岩の安定性からまるで立体レリーフのごとく、美術品ライクに飾ることができます。
商品スペック
商品ID | tr352 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 棘がなが~いキファスピス・エベルハルディエイ(Cyphaspis eberhardiei) 母岩とのバランスの良さにもご注目。 |
産地 | Foum, Zguid, Morocco |
サイズ | 本体最長部カーブ計測 4cm / 母岩 6cm×8cm×2cm |
商品解説 | 棘が長ーいキファスピス、キファスピス・エベルハルディエイのご紹介。モロッコはハッダッシ工房の作品です。 キファスピスの中でも、とくに長い棘で有名な同種。同標本の良いところは、本体のクオリティもさることながら、母岩とのバランスです。 本体が中央に収まり、長い棘の暗色が母岩の明色が強いコントラストとなって、より本体の繊細さが引き立てられています。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。