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コルトラネイア・オウファネンシス（Coltraneia oufatenensis）/【tr347】
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コルトラネイア・オウファネンシス（Coltraneia oufatenensis）/古生代デボン紀（4億1000万 -- 3億6700万年前）【tr347】
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頭部の全体に占める割合が、異様に大きい、コルトラネイラです。この顔面を見たら、すぐにそれとわかる大きな目複眼。
体と比較すると、いかに目が巨大かわかりますね。
目だけ飛び出しています。一般的にいって、目をあまりにも大きくしすぎると、競争では不利な場合が多いことでしょう。一部の恐竜では、目の前方にトサカを持ち、本当の目を敵の攻撃から守る構造になっているものが少なくありません。目は視力を持ちますが、一方で、守りようのない弱点でもあります。コルトラネイアの生存戦略はいかなるものだったのでしょうか。
それにしてもデカい、この目。
同種の標本としては一級。目の保存状態はもちろん、体全体の保存状態についても申し分ありません。オウワッキ工房の仕事です。
上半身は完全に浮かし彫り。半フライングフィニッシュといってよいでしょう。
一点一点見事な保存状態です。
波打つ山脈のような、立体感のある体節の深い味わい。
商品スペック
| 商品ID | tr347 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀（4億1000万 -- 3億6700万年前） |
| 学名 | コルトラネイア・オウファネンシス（Coltraneia oufatenensis） |
| 産地 | Alnif, Morocco |
| サイズ | 6.5cm（本体最長部カーブ計測） / 母岩 6.5ｃｍ×5.5ｃｍ×4ｃｍ |
| 商品解説 | 産地名であるOufatenを冠するコルトラネイア・オウファネンシスです。コルトラネイアといえば、その大きなお眼目。 ファコプス目の最大の特徴といえば、その複眼ですが、その中でも、特に特徴的で大きな複眼を有するのが、本種コルトラネイアです。 |
三葉虫とは？
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと？
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの？
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite（トリロバイト）は、『tri(三つの)+lob(葉，房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る？
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種！
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね！
三葉虫は示準化石（しじゅんかせき）
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀～ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね！
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種（0.5～70cm）があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。
