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スーパー3Dになっちゃいました!!パラレジュルス(ParaLejurus spatuliformis)/【tr328】
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ブラヒム・タヒリLabに完敗、じゃなくて乾杯です。素晴らしいです。パラレジュルスのマトリックスのうち、除去できるものはすべて取ってしまいました。それによって現生に生き返ったかのような、実に生き生きとした姿に。
日本人の私でも、オーマイガッ!とつい言ってしまうほどのエキセントリックなスタイル。
ハイポストマが残っているなら、何かしゃべってみろっと言いたくなるほどの躍動感です。
凄いでしょう。
側葉の体節の抜き方が凄すぎます。プリッパーの術中にはまるのが悔しいですが、この際、はまってあげましょう。
何か言いたげです。ただ、クリーニングがパーフェクトなだけでなく、躍動感があります。よい原石だったのでしょう。よい原石+高い技術=何か言いたげ。
こんな態勢でオダブツになるなんて。そして現生に復活するなんて。
何か言いたくなりますね。
ご覧ください。ブラヒム・タヒリLabのナチュラルマジック。上薬塗っていません。職人のサンドブラスターの感覚だけで仕上げられました。ティラノサウルスの最大級の標本にSueという愛称がついているのはご存じでしょう。この標本にも愛称を付けてあげたい、そんな魅力的な標本です。
側葉の節の根元を見てください。試し掘りのような痕が沢山見えますね。ここまでいくと折れちゃうからやめようかな、でもギリギリまでやってみよう、そんな試し掘りの痕なのでしょう。
フライングフィニッシュならぬ、クライングフィニッシュ(叫び仕上げ)。
結構なサイズがあります。
買う買わないなんて、小さなことはこの際忘れていただいて、じっくりご覧ください。三葉虫の多様性をまざまざと見せつけてくれますね。
パラレジュルスに特徴てきな扇状に広がる線も、当然のことながら、見事にクリーニングされていますよ。
商品スペック
商品ID | tr328 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | スーパー3Dになっちゃいました!!パラレジュルス(ParaLejurus spatuliformis) |
産地 | Lghafte, Alnif, Morocco |
サイズ | 5.5cm(本体最長部カーブ計測) / 母岩7cm |
商品解説 | ブラヒム・タヒリ・ラボ。さすがです・・・。 パラレジュルスが飛んでしまうなんて・・・。 カッコイイですね。 造形物として、実にカッコよいです。 未来の乗り物じゃないか、と思うくらい。 ブラヒムの得意技「薄皮1枚剥ぎ」が見事に炸裂しています。他では真似出来ない、まさに職人技。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。