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オルドビス紀の三葉虫ディアカリメネ・ウーズレグイ(Diacalymene ouzregui)/【tr247】
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モロッコ産、オルドビス紀の三葉虫ディアカリメネ・ウーズレグイまあるい標本が登場です。
こんなふうに、完全に丸まって化石になっています。いわゆる防御体制です。
本標本が発見された時代、「オ?ルドビス紀」は約4億8000年前から4億4000万年前までの地質時代で、大きく区分した時代では古生代とよばれるグループに属します。
肋部、軸部ともによく保存されています。
尾部のあたり。よくぞここまで巻いて体を防御しましたと言いたくなるほど丸まっております。
このあたりがもっともいい角度で鑑賞できるかと思います。
オルドビス紀は、カンブリア爆発とよばれる、生物の多様化が進んだカンブリア時代と同様、海の生物が進化した時代です。
古生代の前半に海に出現し、古生代が終わりを告げるとともに絶滅したのが、節足動物の三葉虫です。カリメネは、このように、固い殻で身を守るように体を丸くした状態で見つかることが多いです。
だんご虫をおもわせるこのフォルム。だんご虫より大分大きいですが。
左右シンメトリーが抜群ですね。
じっくり観察してみてください。節の一つ一つが緻密に並んでいます。
カリメネとしての標準サイズ、まあるい防御態勢の芋虫三葉虫でした。
商品スペック
商品ID | tr247 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | オルドビス紀の三葉虫ディアカリメネ・ウーズレグイ(Diacalymene ouzregui) |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体周長10cm |
商品解説 | ディアカリメネ・ウーズレグイ三葉虫(Diacalymene ouzregui)の登場です。 カリメネ亜目はオルドビス紀からシルル紀にかけて繁栄した種です。 ディアカリメネ・ウーズレグイは約5億年前のオルドビス紀に繁栄した種です。 本標本は最長部10cmと標準的なサイズです。 |
この商品を購入されたお客様のお声
ある日、何気なく化石セブン様のサイトを眺めていると、とても可愛らしく丸まった三葉虫(ディアカリメネ・ウーズレグイ)が目に留まりました。私はこの三葉虫に一目惚れしてしまい、お値段もお手ごろだったこともあり、迷わず「カゴに入れる」ボタンを押していました。到着を一日千秋の思いで待ち続け(ほんの数日ですが)、本日ついに化石が届きました。PCモニタで見たのと変わらず、いや、それ以上に可愛い三葉虫で大変満足しております。このような良い化石と出会う機会を提供いただき、化石セブン様、本当にありがとうございました。
神奈川県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。