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俺がロングフォークだ!三葉虫ワリセロプス・トライフルキャタス登場。/【tr212】
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冗談みたいな巨大な角をもった三葉虫、ロングフォークのご紹介です。このしょっぱなの写真を見て、「びびっ」と来てしまった、あなたはきっと、真のコレクターです。この現生には絶対に存在しない、ヘンテコでありながら、美しいシェイプに惚れなければ、化石コレクターではありませんよね。
反対側からのショット。どうでしょうか。スーパー3Dではないものの、異様に保存状態がよいのが、お分かりでしょうか。
真横からのショット。繊細なトゲ1本1本を見事にクリーニングしきっています。プリパレータの汗と涙と自慢げな顔が浮かんできます。グッジョブ!
長いフォークを誇らしげにつきだして、こちらに今にもう進んできそうな躍動感が標本から感じられます。化石ですから動くはずもないのですが、それでも、まるで、ついさっきまで動いていたかのような美しさ。石でありながら、生き物のような存在感があります。
素晴らしいシンメトリー(対称性)です。とりわけ圧縮を受けていません。プリパレーションでは実現しえない、上質な「シンメトリー」を、この標本は併せ持っているのです。これは大変貴重なことです。
この長く巨大な角ですが、実のところ、何故このように進化したのか、いまだに解明されていません。「敵と戦うためのツールだった」「穴を掘るためのツールだった」等など様々な説がありますが、どれもファイナルアンサーには成っていません。皆様は、どのようにお考えになりますか?進化の不思議、これもまたロマンの一つですね。
ワリセロプスのような、シェイプが美しい標本をみると、忘れがちなのが、三葉虫最大の特徴の一つである、「複眼」です。いかがでしょうか。この標本の複眼はご覧の通り、完璧です。粒一つ一つが整然として保存されています。
左眼もご覧ください。ほぼ完全な形で複眼が残されています。複眼が残っているとポイント高いですね!
個人的にお気に入りのショットがこちらです。強さと優雅さ、そして奇抜さの3点を感じられます。これほど「個性」を明確に感じさせてくれる標本も、そうはありません。
標本としての完成度の高さを見てください。角、複眼、トゲ、そして安定感のある母岩にしっかりと乗っているボディの安定感。母岩の"しっかり感"がより空中に浮く角とのアンバランスを誘い、この標本の奇抜さを演出しています。
やはり、シンメトリーの美しさがここでも光ります。反対から見ても、魅力を損なうことはありません。
複眼の美しさ。いったい子の複眼は何を捉えていたのでしょうか。
すさまじい背中です。風の谷のナウシカのオームを彷彿とさせます。まさにアニメの世界のリアルワールド版です。このような奇抜で美しい生物が存在していた地球の懐の深さには、畏敬の念を感じざるを得ません。
シンメトリーの美しさは、バックショットからも感じられます。
ゴツゴツ感をお楽しみください。
実に立派な角です。
角はまっすぐではありませんでした。少し上向いて、また湾曲を得ながら、下に落ちています。実際にはどの程度の柔軟性を持っていたのでしょう。興味深いところですね。
作り物ではありません!フィギュアでもなければプラモデルでもないのです。この山登れるかしら・・・。山でもありません。三葉虫の背中です。
さすがロングフォークです。撮影する角度でさまざまな味わいを醸し出します。このショットなどは一見して別の標本かと思わせます。
真上からのショットです。しつこいようですが、シンメトリーの美しさが際立ちます。化石セブンは滅多に三葉虫を発表いたしません。それは納得できる標本が明らかに減ったからです。やはり、どのような標本であっても、1点だけでも、これはお客様が喜ぶのでは?という特徴がなければ、発表はしたくありませんし、何より、昨今の三葉虫業界の真贋に見極めの難しさ(偽物が実に多い!)には、ディーラと言えど、慎重にならざるを得ません。本標本は、保存状態は当然として、出所が明確になっている点など、化石セブンとして自信を持って、ご紹介できる品です。所有する・しないは別にしても、ぜひ目で楽しんでいただきたいと思います。
商品スペック
商品ID | tr212 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | 俺がロングフォークだ!三葉虫ワリセロプス・トライフルキャタス登場。 |
産地 | Morocco |
サイズ | 7.5cm(母岩11cm) |
商品解説 | モロッコの三葉虫のキングといえば? 奥深き三葉虫の世界のことですから、この質問の返答は十人十色かもしれません。 しかし、複数回答が許されるならば、 ロングフォーク は決して外せないでしょう。 今回ご紹介するロングフォークはまれにみる上質な標本ですが、詳しくご紹介する前に、ロングフォークについて、ご説明いたしましょう。 ”ロングフォーク”は、呼称です。 正確には、「ワリセロプス・トライフルキャタス」と言います。 体の倍以上もある非常に長く立派な角が特徴で、最初に発見され同定された種で、三葉虫コレクターの憧れの種です。 角が短いバージョンも存在し、これを一般にショートフォークと言います。 分類については、以下に詳しく書きましたので、ご一読ください。 https://www.kaseki7.com/z_column/02.html |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。