ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本 三葉虫 販売

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ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本/【tr1323】

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本/古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)【tr1323】

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ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その1)

こちらはモロッコ南部、アトラス山脈の南側にある比較的低い標高の地域で採集された三葉虫、フレキシカリメネの化石です。この化石は古生代オルドビス紀(約4億7000万年前)にさかのぼる、非常に古い三葉虫の一つです。初期の三葉虫ではありませんが、原始的でシンプルな構造を持ち、初期の三葉虫の特徴が色濃く残っています。

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その2)

実はこちらの化石はノジュールなのです。ノジュールとは、岩の中に鉱物の塊ができ、その中に化石が閉じ込められているものです(時には化石が入っていないこともあります)。ノジュールを割ると、運が良ければ内部から化石が現れます。ノジュールに守られた化石は、保存状態が良好なことが多いのが特徴です。

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その3)

写真の左側がポジティブサイド、つまり本体が残されている部分です。右側がネガティブサイドで、陰影や痕跡が残っている部分です。ネガティブサイドには、本体の裏側が残っていることがあり、内側から化石を観察できる貴重な機会でもあります。

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その4)

フレキシカリメネは、カンブリア紀の非常に古い三葉虫と比べると、かなり立体的で、芋虫のような形をしています。

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その5)

ネガとポジを合わせてみました。巣に収まっているみたいで愛らしいですね。

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その6)

パズルのようにぴったりと合わさります。

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その7)

ポジティブサイドの本体をカーブに沿って計測すると75ミリほどあります。なかなか立派な個体です。

ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本(その8)

100円玉との比較。ネガポジ両方揃ったモロッコ産のフレキシカリメネです。

ネームカード

商品スペック

商品ID tr1323
年代 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
学名 ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本
産地 Anti Atlas Mountains, Morocco
サイズ 本体カーブ計測7.5cm 母岩含め全体6.6cm×5.4cm×厚3.4cm
商品解説 ネガポジ両方揃っています!モロッコ南部のオルドビス紀の地層から採集された原始的な三葉虫、フレキシカリメネ(Flexicalymene)のノジュール標本

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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