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カーブ計測88ミリ!モロッコ南西部のオルドビス紀の地層から発見された原始的な三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイ(Diacalymene ouzregui)の大型個体/【tr1319】
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こちらは古生代オルドビス紀に生息していた原始的な三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイです。

こちらは頭部です。ウーズレグイは、主にモロッコのカタウア層から化石が発見されています。カタウア層はモロッコ南西部アガディール市周辺に広がっており、三葉虫をはじめとする多様な古生物の化石が発見されています。

ウーズレグイはご覧のように立体的な構造をしていますが、体節にはあまり柔軟性がなく、そのため体がまっすぐに伸びた個体が多く見つかります。これは原始的な三葉虫の特徴でもあります。

ウーズレグイはカリメネのグループの中ではかなり大型で、比較的お求めやすい価格のため、手にとって眺めたり、細部を触る楽しみもあります。

裏面です。三葉虫は外殻だけが化石として残ります。内側には軟体部があったと考えられますが、化石としては残らないため、どのような姿だったのかは想像するしかありません。現代のシャコのように、多くの脚を持つ節足動物のような姿だったのでしょうか。

側面から撮影しました。ウーズレグイは立体的で、体高があるのが特徴です。

カーブ計測で約88ミリあります。ウーズレグイは比較的大きな個体が多いですが、本標本はその中でもかなり大きな部類に入ります。厚みや幅もあるため、さらに大型に感じられますね。

100円玉との比較。モロッコ南西部のオルドビス紀の地層から発見された原始的な三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイの大型個体です。
商品スペック
商品ID | tr1319 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | カーブ計測88ミリ!モロッコ南西部のオルドビス紀の地層から発見された原始的な三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイ(Diacalymene ouzregui)の大型個体 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測8.8cm |
商品解説 | カーブ計測88ミリ!モロッコ南西部のオルドビス紀の地層から発見された原始的な三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイ(Diacalymene ouzregui)の大型個体 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。