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棘、棘、棘！全身に棘をまとった大人気三葉虫、セラタルゲス（Ceratarges）の母岩付き標本/【tr1317】
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棘、棘、棘！全身に棘をまとった大人気三葉虫、セラタルゲス（Ceratarges）の母岩付き標本/古生代デボン紀（4億1000万 -- 3億6700万年前）【tr1317】
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こちらは、古生代デボン紀に登場した奇妙でユニークなフォルムが魅力的な三葉虫、セラタルゲスの母岩付き標本です。セラタルゲスは、全身に棘がびっしりと生えている独特な姿で知られています。この標本は後ろから撮影しており、尾板から四方に生えた大きな蜘蛛の脚のような棘が印象的で、見るものを惹きつけます。
セラタルゲスは化石セブンを創業してしばらく、非常に人気があった三葉虫ですが、徐々に採集される個体数が減り、今では滅多にご紹介できなくなってしまいました。こちらは、10年以上前の希少なオールドコレクションです。全身が保存されており、特徴的な棘の数々をご覧いただけます。
セラタルゲスはリカス目に分類される三葉虫で、特に奇怪な姿を持つ種が多いグループです。アカンソピゲやロボピゲ、ホプロリカスなど、高い人気を誇る三葉虫もこのグループに属しています。"-ピゲ"という名前は尾部を指しており、リカス目の三葉虫の多くが尾部に特徴的な構造を持っています。
頭部を下にして撮影しました。セラタルゲスは細長い目を突き出しており、まるで周囲を見渡しているかのような姿をしています。体を砂に埋め、目だけを潜水艦の潜望鏡のようにして周囲を観察していたのかもしれません。デボン紀には、板皮類など三葉虫の天敵が増加し、それに対応するためにさまざまな進化を遂げた種が現れました。
この尾部の棘は必見です！さらに前方にはバッファローの角のような形をした反り返った突起があります。このホーン部分はセラタルゲスの中でも特に折れやすい部分の一つですが、こちらの個体は母岩と一体となっているため、その心配はありません。
側面からご覧いただくと、プリパーレーターがまるでお椀の中身を掘り上げるように作業を進めていったことがわかりますね。
裏面です。ラフですが、概ねフラットにカットされていますので、平置き時に安定します。
最厚部4センチ以上あります、本体をしっかり保護してくれます。
本体カーブ計測8センチ、母岩含め14センチほどあります。
100円玉との比較。棘、棘、棘！全身に棘をまとった大人気三葉虫、セラタルゲスの母岩付き標本です。
商品スペック
| 商品ID | tr1317 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀（4億1000万 -- 3億6700万年前） |
| 学名 | 棘、棘、棘！全身に棘をまとった大人気三葉虫、セラタルゲス（Ceratarges）の母岩付き標本 |
| 産地 | Morocco |
| サイズ | 本体カーブ計測約8cm 母岩含め全体14cm×11.8cm×厚4.3cm |
| 商品解説 | 棘、棘、棘！全身に棘をまとった大人気三葉虫、セラタルゲス（Ceratarges）の母岩付き標本 |
三葉虫とは？
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと？
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの？
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite（トリロバイト）は、『tri(三つの)+lob(葉，房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る？
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種！
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね！
三葉虫は示準化石（しじゅんかせき）
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀～ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね！
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種（0.5～70cm）があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。
