古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石 三葉虫 販売

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古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石/【tr1302】

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr1302】

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古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その1)

こちらはモロッコ産のデボン紀の三葉虫、ファコプスの化石です。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その2)

比較的大きな頭鞍部と大きな目を持っています。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その3)

ファコプスは主にデボン紀に繁栄しました。デボン紀は「魚の時代」と言われ、板皮類などの強力な顎を持つ巨大な魚も登場しました。彼らから身を守るため、ファコプスは体を丸めて、弱点であった腹部を隠すことができるようになるなど、進化が見られます。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その4)

デボン紀は比較的温暖で湿潤な気候だったと考えられ、生物の大半は水中で生活していました。海洋の温度も高めで、海中の生物にとっては暮らしやすい安定した環境だったと考えられています。大陸の発達により大陸棚が広がり、多くの生物が陸沿岸で繁栄しました。また、デボン紀は酸素濃度が増加し、魚類などの生物が多様化しました。酸素濃度は現在とさほど変わらないほどまで増えていたといわれています。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その5)

板皮類とともに、サメやエイなどの軟骨魚類も現れ、三葉虫にとってはかつての牧歌的な環境から、忙しい環境へと変化していきました。板皮類の中には、ダンクルオステウスなど、体長8メートルを超える驚くほど大きな魚類も現れました。また、強靭な顎を持つ魚も多数登場し、捕食者と被捕食者の関係が鮮明になっていったと考えられています。三葉虫はデボン紀に進化を遂げ、環境に適応していきますが、デボン紀以降は徐々に多様性を失い、最終的に古生代末期に絶滅したと考えられています。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その6)

裏面です。ラフではありますが、ちょうどよい角度で平置きが可能です。母岩が台座の役割を兼ねています。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その7)

側面から見ると、かなり立体的であることが分かりますね。デボン紀に入ると、このように体高のある種が増えてきました。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その8)

本体の上側カーブを計測して、5センチ強です。

古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その9)

100円玉との比較。古生代デボン紀の海中に生息していた三葉虫、ファコプス(Phacops)です。

商品スペック

商品ID tr1302
年代 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
学名 古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石
産地 Morocco
サイズ 本体カーブ計測5.2cm 母岩含め全体5.1cm×2.7cm×厚2.3cm
商品解説 古生代デボン紀を代表する三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

この商品を購入されたお客様のお声

セブンさんで10体目の三葉虫です。

セブンさんで10体目の三葉虫です。カンブリア紀、オルドビス紀、デボン紀の三葉虫を並べると、なる保、進化の過程が見れて楽しいです。デボン紀の説明ありがとうございます。大陸が分裂すれば大陸棚も増えます。以前はいなかった捕食者の出現は、現代の外来種が既存種を脅かすシステムとよく似てますね。

東京都/男性

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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